皆さまこんにちは、竜宮 いかです!
突然ですが、皆さまは『鬼滅の刃』という作品をご存じでしょうか。
最近ではテレビでアニメ化され様々な年齢層の方の目に入ったことでより一層賑わい、映画化決定や漫画が売り切れ続出になったりしていて、もしかすると『鬼滅の刃』という作品の名前だけでもどこかで目にしているか耳に入っているかと思います。
なぜここでその名前を取り上げたのかと言いますと、鬼滅の刃で登場する人物たちが行う"ある行動"があるのですが、それが力禅や達真空手にも通ずるものがあるのではないかと思ったからです。
まず、その行動が何かを説明する前に軽くどんな作品なのかお話ししますと、
(冒頭部分の軽いネタバレがございます、ご了承ください)
『鬼滅の刃』は吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)先生によって週刊少年ジャンプにて連載されていた作品です。
大正時代が舞台となっており、主人公・竈門 炭治郎(かまど たんじろう)が家族を「鬼」と呼ばれる存在によって失い、更にはその際に妹・禰豆子(ねずこ)を鬼にされてしまいます。
妹 禰豆子を人間に戻す方法を探すため、そして家族のために炭治郎が鬼と戦う術を身に付け戦っていく、という姿を描いた物語となっています。
そこで炭治郎が鬼と戦うために必要な技を繰り出す際に必須になる行動があるのですが、それが
呼吸法なのです。
炭治郎が戦いを挑むこの"鬼"は人を喰らうことで超越した力が備わっており、生身の人間では太刀打ちができないほどの存在です。
そんな鬼と対等、もしくは上回るほどの威力を引き出すために用いられているのが特殊な"呼吸法"なのです。
ですがこの呼吸法を習得するのは容易なものではありませんでした。
その呼吸法を習得する以前に基礎体力も高めていかなければなりません。
そして、強くなっていく毎に精神も共に鍛え上げなければならないのです。
しかも相手は人を喰らう存在でもあるので、その存在に圧倒されぬよう恐怖にも打ち勝たなくてはなりません。
途中で声をあげて泣いて叫んで逃げ出したくなってしまうほどの毎日で、そのなかで炭治郎は妹が人間に戻れるのかという不安もあったかと思います。
ですが炭治郎は諦めませんでした。
諦めずに必死にこつこつ1日1日で出来うる限りの精一杯以上の努力をし、人には優しく、自分には厳しく過ごしていました。
私はこの炭治郎の姿を見て
「自分の日々の過ごし方や稽古に対する真剣さが足りない」
とこれではいけないと気づかされた気持ちになりました。
また呼吸法を習得することで自然治癒力が高まったり、技を繰り出すのために集中しそして爆発的な威力を引き出せたり、時には心を落ち着かせたり、様々な場面で呼吸法が用いられていることに気づきました。
これは力禅にも共通していることではないのか、そして技を身につけるための炭治郎の諦めずにこつこつ努力するという姿勢は達真空手に対しても共通するものではないのか、見ていて私はそう思いました。
私はそんな必死に頑張っている炭治郎の姿をみて気づけば涙を流していました。
この炭治郎の心を突き動かす源には家族や自分に関わってきた全てに対する愛がありました。
これまで私が宗家から教わってきたことが炭治郎の行動の節々で重なって見えました。
見えないところでも毎日自分の心と体を鍛え、不安にならず必ず自分は成長出来ていると自信をもち鍛練していく、そしてそれらに携わってくれた人々への感謝は決して忘れない、そういった簡単なようで実は難しい大切な事たちを忘れずに日々を過ごすという事を炭治郎に改めて気づかされました。
この作品を見終えたあと、私はロッキーを鑑賞した後と同じような「私も頑張ろう」という前向きな気持ちを炭治郎からもらったような気持ちになりました。
私も炭治郎たちに負けず、日々稽古と自主稽古に励み自分を鍛え上げていこうと思いました。
今回はここまでとなります。
最後まで読んで下さりありがとうございました!
それではまた次の記事でお会いしましょう。
竜宮 いかでした!
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