エゾの冠が付く花、二題!
エゾミソハギ、、、ミソハギ科ミソハギ属
北海道から九州の湿地に群生するのに、何故「エゾ」と付くのだろうか?
日本にはミソハギとエゾミソハギが自生、名前の由来はハギの花に似て禊の儀式に使用されるからだとか。
両者の違いはエゾミソハギは葉・茎・花序に短毛があること、葉が茎を少しばかり抱くこと、萼片が直立すること(ミソハギは横に広がる)で容易に見分けられます。
エゾイヌゴマ、、、シソ科イヌゴマ属
イヌゴマは全国の平地から山地なのに対し、エゾイヌゴマは近畿地方以北に分布なのに、何故「エゾ」と付くのだろうか? でも関東から近畿地方では高原や高層湿原に咲き、特に北海道ではあちこちに見られることから寒冷地仕様であることから理解はできる。
イヌゴマに比べて、葉・茎・咢に毛が多いのが違いなのだとか。
写真の花は標高1400mを超えるところに自生していたのでエゾイヌゴマとしたのだが、この程度の毛深さではイヌゴマなのかも知れず迷ったのであります。茎も緑だし交雑種かもしれず、花名同定にはちょっと自信がありません。
でもね、「エゾ」で纏める都合もありまして、、、エゾイヌゴマってことにしときます。
撮影はエゾミソハギ、エゾイヌゴマともに8月20日、信州の八ヶ岳高原にて。