宅建士試験、合格はバカにされるのか?

宅建士試験合格したことは非常に喜ばしいことです。それは何カ月も頑張って取った国家資格ですから、うれしいのは当たり前です。

ですが、士業の中では恐らく下の方の難易度です。突破率としては非常に高い部類の資格試験になってきます。

そんなときに考えてしまうのが

バカにされるのではないかということです。

例えば、上級資格の行政書士試験や司法書士試験合格者からバカにされるというように、やはり難易度の高い試験に合格した人ならば、それが低い試験のことをバカにする傾向にあるのは容易に想像がつきます。

これについて、本当に馬鹿にされるのかどうか考えていきたいと思います。

まず結果から言います。

馬鹿にはされません。

なぜかというと、私自身が行政書士試験合格者ですが、宅建士試験のことを下には見ていないからです。

そもそも、宅建士試験と行政書士試験はまったくの別ものです。

つまり、比較する対象とはちょっと違うということです。

同じ士業ですが、範囲がまったく違うからです。

どちらかというと、司法試験合格者や司法書士試験合格者が行政書士試験を蔑むことはあるでしょう。

ただ、宅建士試験は民法しか被りません。

あとはまったく似たような内容でもないですし、そもそも法律系の資格とは言いづらい面もあります。まぁ民法が入っているので、完璧に法律試験ではないとは言い切れませんが

まず、比較対象にならないというのが正解です。

両方合格した私から言わせてもらえば、それは勉強量で言えば、圧倒的に行政書士に軍配があがります。ただ、行政書士試験には行政書士試験なりの難しさがありますし、宅建士試験には宅建士試験なりの難しさというものがあります。

現に行政書士試験に受かって、宅建士には合格できないという人もいるようです。

これは司法書士試験についても同様のことが言えると思います。

ご存知の方もいるかもしれませんが、司法書士試験は宅建士試験と被る部分が行政書士試験よりも多いです。

そうは言っても、ほんのちょっとです。

ただ、借地借家法と不動産登記法が被る程度です。

なので、これも同様に馬鹿にする比較対象にならないということになると思います。

最後に、バカにされない資格なんて基本的にはありません。それは医師や司法試験など最高位というような資格ならばそんなことはないんでしょうが。

司法書士試験合格者にしろ、司法試験合格者からしてみればバカにされるでしょうし、いったらキリがありません。

なので気にしないのが一番だと私は思います。