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2018年09月16日

国家試験解説「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち(No.30)」

Q30.腎と尿路系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。

(1)尿細管は、糸球体とボーマン嚢で構成される。
(2)原尿中のグルコースは、50%以上は尿中へ排泄される。
(3)ナトリウムの再吸収は、アルドステロンにより低下する。
(4)レニンの分泌は、循環血液量が低下すると亢進する。
(5)腎不全が進行すると、代謝性アルカローシスになる。

【解説】…正答(4)
(1)誤り。尿細管は、糸球体で濾過された原尿の通り道であり、
   近位尿細管、ヘンレループ、遠位尿細管で構成される。
   糸球体とボーマン嚢で構成されるのは、腎小体である。
   なお、腎小体と尿細管を併せてネフロンという。
(2)誤り。原尿中のグルコースやアミノ酸は、近位尿細管でほぼ100%再吸収される。
(3)誤り。ナトリウムの再吸収とカリウムの排泄は、アルドステロンにより亢進する。
(4)正しい。レニンは、腎臓の輸入細動脈に存在する傍糸球体細胞で合成・分泌され、
   レニンーアンギオテンシンーアルドステロン系を活性化させ、血圧を上昇させる。
   レニンの分泌が亢進する要因として、循環血漿量の減少、血圧の低下、
   交感神経の活性化などが挙げられる。
(5)誤り。腎不全が進行すると、尿細管でのHCO3̠⁻の再吸収及びH̟⁺の排泄が障害され、
   血漿pHが低下して代謝性アシドーシスになる。
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食品会社で勤務しながら、半年間の独学を経て管理栄養士の国家試験に合格。その後、管理栄養士として勤務するために病院へ転職。6年間で3つの病院を経験。現在は、管理栄養士国家試験の参考書の校正や答案添削を行っています。 <取得資格>管理栄養士、栄養教諭、糖尿病療養指導士、病態栄養認定管理栄養士、NST専門療養士
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