どうもテグやんです。
頭のいい子を育てるには本を読ませることが大事だという話はあちこちで聞きますし、そう思っている人もきっと多いですよね。以下のNewsweekの記事では、自宅にある本の数と学力の関係を調査した研究結果が報告されています。
調査を行ったのは、オーストラリア国立大学と米ネバダ大学の研究者たちだ。2011〜2015年に31の国と地域で、25〜65歳の16万人を対象に行われた「国際成人力調査」のデータを分析した。結果は学術誌ソーシャル・サイエンス・リサーチに発表されている。英ガーディアン紙が10月10日付と12日付で報じた。
調査では、16歳の時に自宅に何冊本があったか、と参加者に質問。その後、読み書き能力、数字、情報通信技術(ICT)のテストを受けてもらった。
その結果、本がほぼない家庭で育った場合、読み書きや算数の能力が平均より低かった。自宅にあった本の数とテストの結果は比例し、テストが平均的な点数になるのは自宅に80冊ほどあった場合だった。ただし350冊以上になると、本の数とテスト結果に大きな関係性はみられなくなったという。Newsweek
この記事によると、「何冊読んだか」ではなく、単に「自宅に何冊あるか」だけがポイントになっています。それでもやはりたくさんの本があるほど学力が高い傾向にあるというわけですね。(350冊を超えると違いがなくなるみたいですが)
なぜそうなるのか、はっきりとした理由は分からないということですが、全く本を読まない両親が100冊以上の本を所有するということはないでしょうから、親の読書習慣が影響しているのではないかと思います。それだけではなく、気になった時にパッと手に取れる環境というのも大事かもしれません。
さらには、読み書きの能力だけではなく、数学や情報機器の操作などにも影響がある可能性が示されました。
これも「本によって思考力や情報処理能力が鍛えられる」ことや、「数学の問題も結局は問題の意図を読み取ることによって回答する」ということを踏まえれば、読解力が全ての基礎になるということになりそうです。
日本の平均は100冊ちょっとのようですので、子育て中の方は本の冊数を調べてみると環境づくりのいいきっかけになりそうですね。
まずは親が「本の読み方」を勉強するのもいいですね。
にほんブログ村
ブログ王ランキングに参加中!
人気ブログランキング