まず、こちらのグラフをご覧ください。

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(社会実情データ図録)


日本はアルバイトをしている高校生が、世界的に見ると異常に少ないんです。 世界的に、日本は明らかに少数派。

8.1%って・・・

他に少ない国というと、韓国、台湾、中国などなので、まあ儒教の国ってことで括れそう。

高校生は勉学に励むべし、ってことなんでしょうね。


でもね、実際に高校生って、アルバイトをしなければ本当にそのぶん浮いた時間を100%勉強に使うでしょうか?

ちょっとシミュレーションしてみましょう。

・授業を受けるなど学校にいる時間 8時間
・部活や塾 2時間
・睡眠 6時間
・通学時間、食事、お風呂など諸々の時間 2時間

もうこれだけで18時間、1日の75%を既に使っています。

これで、可処分時間は6時間ということになります。

おそらく「バイトをする時間を0にする = 勉強する時間が増える」と考えている人の論理では、この6時間をほとんど勉強に充てていると考えられます。

、そんな高校生いますか?

普通は宿題が終わったら(時には終わらなくても)テレビを見たりゲームをしたりするんじゃないですかね?

私は、この6時間の中で、例えば学校帰りに3時間コンビニでバイトをするっていう選択を高校生がしても、全く問題ないと考えます。

なぜなら可処分時間が6時間あっても、勉強をする時間は増えず、むしろゲームなどをする時間が増えるだけだと思っているから。

赤穂線の電車内で見る緑陽高校生を見るにつけ、そう思います。95%くらいの高校生がゲームしてますもんね。

それに、むしろ私は勉強できる時間は制限された方がいいとさえ思っています。

なぜなら、勉強できる時間が長ければ長いほどダラダラしてしまう一方で、勉強できる時間が制限されればされるほど集中できる上に、限られた時間でどうすれば成果をあげられるか考えたり工夫したりし始め、タイムマネジメントスキルが身につくから。

おまけに、お金も稼げるし若いうちに金銭管理のスキルも養えるし、良いことずくめです。

まあ公立高校だと校則で禁止されてるからっていう理由もあるとは思いますが、地方の教育熱心な親はアルバイトなんてしなくてもいいように高校生の子供にお小遣いを与える、っていう文化が残っているように思えてなりません。

私の場合は、父がそういう考えの持ち主ではなく、彼のほうから「バイトせんか?」って持ちかけてきたので、「じゃーやる。」って私がOKしたって経緯があり、高校3年間アルバイトをしました。

なので、通学の定期代は親が払ってくれていましたが、当時お小遣いはもらってませんでした。

まあその辺はご家庭によって色々違ったりしそうですが、地方の人って未だにアナログな人が多く、タイムマネジメントの概念が無い人が多いと感じることが結構あります。

例えば、リアル銀行に行き順番を待ってから現金で振り込みをしたり、わざわざ30分もかけて(往復1時間)買い物に行ったりとか。

ネットバンクを利用すれば24時間家に居ながらにして振込みができるし、Amazonで買えばリアル店舗への往復の時間もなくすことができるにも関わらずです。

2拠点生活をしていると、こういう時間に対する考え方において、都市住民と地方住民の格差がどんどん拡大していってるとリアルに感じられます。

もう高齢者の方はタイムマネジメントの発想がなくても仕方ないと思いますが、高校生がアナログな環境下でそういう発想ができないっていうのはちょっと怖いなと。

なので、それが可能な環境であれば、日本の高校生はもっと積極的にバイトをやっていけばいいんじゃないでしょうか?

私は私で、私が伝えられる範囲で備前市の高校生たちに、そういうことを伝えていければいいなって思ってます。


以上、akkyでした!


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