私たちは嫉妬に支配されている。投資も日常も。
米国株投資家のみなさんこんにちは。
2018年8月23日(木)記
私ごとですが、義母の認知症の介護の問題が私たち家族の最優先事項となりました。
一歩一歩進めていくしかありませんが先が全く見えません。
奥さんは実家で母に付きっきりでいます。日によって何となく症状が改善して見えたり、逆に進んだり感じます。
認知症とかの知識もなかったので今ながら、いろいろ本やネットで調べています。
まだわからない部分が大きいみたいですね。
発症してからはなかなか完治は難しいようですが、予防の方法はいろいろ情報が出ています。
食べ物や、運動、それに心の持ち方が大きく関係しているようです。
認知症とかは、自分もなる可能性はあるので、そしたら、奥さんに大きな負担をかけるので、一緒に本気で、生活改善をしようと思います。
調べていくうちに、気になったのは次の記述です。
〇性格は年とともに丸くなるのではなく尖ってくる。
〇怒りっぽい、切れやすい、不満があるなどのマイナスの感情は年とともに増幅される。
〇マイナスの感情は幼児期の体験や、もともとのDNAや、成人してからの経験による。
リタイア時以降が一番進みやすい。
ということで、ちょうど私がその分水嶺にあたります。
私もマイナスな感情は人一倍保有しているので、真剣に改善を考えています。
その要点は
1 食事、運動などを今一度見直す。
健康体操やツボ指圧、足つぼ指圧などを勉強する。
2 精神の健康に気を配る。
認知症の場合の症状として大きな割合を占めているのが
被害妄想というか、自分は恵まれていないという観念です。母もこの意識が強いです。
しかし、病気の人でなくても、「人を嫉妬する気持ち」「自分が恵まれていない」と思う気持ちは、古今東西、永遠の課題と言われています。
投資ブログとしては少し場違いですが、検討してみたいと思います。
場違いでなく投資にも関係すると思う面もあります。
嫉妬というと、恋愛とか男女関係がまずイメージされますが、それは話がそれるのでここでは論じません。
<嫉妬心が生まれる条件>
1 共通したものが多い。
年齢が近い、学校が同じ、職場が同じ、地域が同じ、活動の場が同じ、容姿が近い、能力が近い、ポジションがかぶる、・・・
全く共通点がない人には嫉妬は生まれにくいということになります。
日本人の素人ゴルファーで100もたたくような人(私です)がタイガーウッズに嫉妬することはありません。
またその分野を知れば知るほどプロの偉大さを知りますから、ロナウドやメッシよりうまいと思っているサッカー選手は少ないと思えます。
囲碁をやる人なら井山棋聖に勝てると思うアマチュアはゼロ%です。
同じ大学を出たのに差がついてきた、などという場合に強まります。
努力をせずにラッキーで幸せを手に入れたと思われた場合には、ひどく嫉妬を受けるようです。
成長企業の経営者と年の差恋愛をしているアイドルなどは格好の標的になるといえます。
2 自分の努力では逆転が難しい場合が多い。
なら、自分を高めれば済む話ですが、そういう方向に意識が向かない人たちが多いということでしょう。
<克服するには>
1 そもそも人に対する感情を持たないという路線があります。
他の宗教は知りませんが、私が信じる仏教では「何事にも執着すること」を良しとしません。
だから、世の中でもてはやされる「愛」も執着の一種になります。
これはこれで一つの対策ですが、周りからの誤解と嫌悪感は強いでしょうから、公言すると「愛情も持てない非情なヤツ」「話もしたくない」と引かれる可能性は非常に高いです。
特に異性には厳禁でしょう。だから隠れキリシタンじゃないけど、密かに信じることになります。
お坊さんも、一般受けが良くないことをご存じなのか、あまりこの件については話されないように思います。
2 兵法で考える。
純粋に損得で考えると、嫉妬しても、あるいは自分が恵まれていないと嘆いても得なことは一つもありません。
冷静に彼我の戦力を分析し、弱点の強化と、我が方の得意分野を磨くのが最善です。
でも多くの人はこの最善の行動ができません。
本によると、その人のDNAや今までの蓄積にも関係するようなのでそうなるのでしょう。
さて今日の本題の投資分野です。
(具体的な例)
1 ラッキーだけで大儲けしている奴がいる。
2 自分のパフォーマンスがさえない。
3 自分の保有株だけが大幅下落する。
4 10倍株を掘り当てて大儲けしているやつがいる。
5 億を達成した奴がいる。
・・・
投資雑誌などをみるとうまくやっている投資家の例には事欠きません。
一体私たちはこのじゃまな感情からどうやって脱したらいいのでしょうか。
投資には明らかにマイナスの感情だと思われますから。
(マイナスの例)
1 自分もテンバーガーを掘り当てようとして、お宝株の発掘に夢中になる。
※それ自体が悪いとは言えないが、その人の投資スタイルにあっているかどうかはわからない。多くは時間の無駄に終わるだろう。
2 自分の投資スタイルでない高パフォーマンス銘柄に投資する。
※全く違うスタイルでは失敗の可能性は高い。
3 自分と違う投資スタイルの投資家を攻撃する、あら捜しする。
※例 「ハイテク投資はリスクが高い」と非難する。
でもリスク管理はそれぞれの投資家の問題で、適正に管理していれば、ハイテクがリスクが高いとは一概に言えない。
<私の対策>
実は私は嫉妬心はあまりありません。
仏教を深く信じるようになったこととも関係があるかもしれません。
だから、投資でうまくいっている人は素直に尊敬します。
きれいごとを言っているように聞こえるかもしれませんね。
だからちょっとリカバリーをしておきます。
「投資は数学だ」と思っている。
運は関係ないと思っています。
世の中必然。と信じています。
確かに株式投資、いや人生には運の部分も確かに存在します。
日本でヤフーという株が売り出されました。1997年です。
150万円という高い初値がつきました。
しかし、その後数年で1億円を超えました。
IPOで買った人はラッキーと言えるでしょう。私は買ってませんが。
でも私が当たっていたとしても、1億円は手にできていません。
当時、いろいろIPOには申し込みはしていましたが、「公開から3日目のオープニング、成り行き売り」を方針としていました。
だから、200万ほどで売って「ラッキー、80万円も儲かった」といってウハウハしていたことでしょう。
つまりラッキーには、いろんな段階があります。
ほとんどの人はラッキーを最小限にしか生かせません。
「投資は数学だ」と思うと嫉妬しなくなる理由。
1 他の人の成功例はプラスの情報だ。
投資には経験値も大切です。幸運にも、他の方がそれを実践して、また「心広くも」発信していらっしゃるなら、その経験は「自分のもの」とすることができます。
読書と同じです。嫉妬心の入る余地はないです。
2 他の人の本当の姿はわからない。
よく「幸運だけでうまくいって」という声もありますが、本当にそうでしょうか?
私は、マークしている方の売買ポイントはノートに記帳しています。
そしてその方の売買が「理解できない」「下手だなあ」と思ったことは一度もありません。(ということはその集団では私が一番下ということだが)
ブログやツイッターでその方の投資力を判断するのは危険だと思っています。
その方の「行動」で判断すべきだと思っています。
補足 スタイルが違う方からの情報でバランスをとる。
自分と同じスタイルの人の行動は大いに参考になります。
しかし、スタイルが違う方の情報も違った意味で貴重です。
今だったら「高配当株」投資の方で、スタンスを変えずにしっかり発信している方などは敬服します。Sさんとか。「この人は一本芯が通っているな」と感じるのです。
今は米国、そしてハイテクに風が吹いていますが、風向きはどのようにでも変わります。
変化に対応できる投資をするには「流行でない分野」にも目を配る必要があるように感じます。
ここまで長文にお付き合いくださってありがとうございます。
たまにしか投稿しないのに長くなって最悪です。
それではみなさまのよい投資を!
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