「服薬指導のエッセンス」絡みで更新することがないので、たまには普通にブログを書きます(笑)。
実は、私、3年前に膝の半月板縫合手術を受けました。もう3年経ちます。
あの頃は、職場を変えたばかりで、かなり複雑な心境。
手術を受けたら、半年以内で元に戻ると思っていましたが、その期待は大きく裏切られました(苦笑)。
何とか職場復帰をしたものの、仕事が忙しく、リハビリが進まない。
そこで、思い切って、退職して数ヵ月はリハビリに専念しました。
その職場の皆さんには、本当にご迷惑をおかけしました。
結局、手術して半年後には、元々勤めていた薬局にで出戻り、今に至ります。
現在の膝の状況は、正直、全く元には戻っておらず、たまに痛みも出ます。
今は家でリハビリをしていますが、どうもお皿の動きが元に戻りません。
でも、少しずつですが、良くなっているので、もう気長に付き合うつもりです。
下半身が使えなかったせいで、上半身の肘にも負担がかかり、昨年、肘部管症候群の手術を受けました。
肘部管症候群は、肘を通る尺骨神経が骨を超えて内側にポコポコと動き、手まで痺れが出ます。
その神経が超えないように、前方にショートカットする手術を受けました。
手術後まもなく1年。神経が超える感じはないですが、患部に痺れが残り、痛みも出ます。
現在、リリカを服用し、何とかしのいでいますが、まだ不安ですね。
そして、膝のせいか、腰部の背骨まで痛くなる始末。
でも、この前、背骨専門の先生に診てもらい、MRIでは異常がないことが分かりました。
PTさんのお話では、腰部の背骨よりも上の部分の背骨の動きが悪いとのこと。
これは、膝でかかっていた病院では指摘されなかったので、目からウロコでした。
昨日から、リハビリに新しいメニューを取り入れ、改善に励んでいます。
ここまで読んでくれてありがとうございました(苦笑)。こういう話はつまらんですよね。
人生に無駄なことはないと言いますが、この3年の痛みを抱えての生活の意味、よく分かりません(苦笑)。
でも、1つ言えるのは、痛みを抱える患者さんの気持ちが、正に「痛い」ほど分かるようになったこと。
患者さんは、薬剤師のことは「元気」だと思いがちですが、私の場合は、「痛み」を抱えています。
そういう話を少しだけさせてもらって、最近は、お互いに「痛み分け」しています。
そして、私が経験している家でできるリハビリなども、たまに紹介したりします。
医療者としては、いい経験なのかな? んー、でも、やはり、痛みのない生活のほうがいいですね。
そして、1週間前に、大きな地震と、それに伴う停電を経験しました。
実際に停電していた時間は1日半ほどでしたが、それでも、不便だし、滅入りましたね。
でも、この経験は実に大きくて(前のブログにも書きました)、今後生かしたいと思います。
今、思うのは、「普通の生活ってなんて素晴らしいんだろう」ということ。よく聞く言葉ですが…。
実のところ、膝をケガする前までは、少し生活に飽きていた自分がいたのです。
それで、気分を一新させるために違う職場に変わったわけですが、予想以上に波乱の日々が待ってました。
今は、痛みなく仕事して、趣味のテニスに励んでいた日々が、すごく貴重な物に思えます。
地震以降、チャリ通勤を復活させたのですが、少しずつ色づくナナカマドを見て、懐かしく思いました。
実は、通勤途中に、本当にきれいに色づくナナカマドがあるのです(まだ紅葉してません)。
ほんとに些細なことですが、このように感じることが、有り難いことに思えました。
数年前と全く同じ景色のはずなのに、なぜか違った景色に見える。不思議です。
長くなりましたね。
私は、実のところ、全然前向きな性格ではありません。人生には前を向けないことも多い。
だから、最近は「やりすごす」ことも大切と思うようになりました。
なかなか簡単に「やりすごす」ことはできませんが、ぼちぼちリハビリして行きます。
私の出身地の関西では「ぼちぼち」という言葉を良く使います。「ぼつぼつ」とも言います。
この「ぼちぼち」の気持ちが大事なのかなぁと最近は思います。
このブログも、「ぼちぼち」更新していきますね(笑)。
読んで頂きまして、ありがとうございました。
鹿嶋直純