山野颯想

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比良山系・ガリバー旅行村~八淵の滝~八雲ヶ原~坊村(八淵の滝は思いの外厳しかった)

2018年10月17日 | 山野歩
貴船の滝

2018年10月14日(日)
『比良山系』
<ガリバー旅行村~八淵の滝~八雲ヶ原~坊村>
[コースタイム]
◆[ガリバー旅行村バス亭]9:35→[ガリバー青少年旅行村]→10:29[大摺鉢]10:45→[貴船の滝]11:20→(七遍返し)→[オガサカ分岐]→13:30[八雲ヶ原]13:54→[大橋小屋]→16:35[牛コバ]→[伊藤新道出合]→17:15[坊村]
<八淵の滝は思いの外厳しかった>
“魚止の滝”と“障子の滝”、この二つの滝を見たいと思った。
しかしその分岐点にあった急勾配の下降路と、そこに伸びている鎖の先端は見えず、
その傍らに「下り禁止」の看板が立っていた。
僕の足腰ではここを下るのは不可能ではないか、
何とか下りられたとしても時間がかかるのではないかなどと考え、
諦らめることにする。
次にやって来た“大摺鉢”でひと休みしているとき、
後方よりやって来た若い女性三人組は、
張られている1本のロープを利用して、
丸い大岩からやはり丸くて滑りそうな大岩へと軽快に飛び移り“広谷”方面へと向かった。
僕は計画通りに“貴船の滝”へと向かう。
直ぐに20歳ぐらいと思われる男性二人連れに出会う。
彼等が言うには、
もっとも彼等が語った言葉を僕はしっかりと理解した訳ではなかったのだが、
「貴船ノ滝の手前の処、足下が崩れていて突破出来なかった」と解釈した。
彼等はそこより引き返して来たようで、
若い彼等が通過することができない処なら、僕にも越すことができないのだろうと思い、
「其処まで行ってみて、駄目なら引き返してきます」と答えると、
スマホで撮ったばかりの“貴船の滝”の映像を見せてくれた。
数十年振りにやって来た八淵の滝は思いの外厳しかったが、
慎重に“貴船の滝”も通過し“七遍返し”を進むときに二人連れの外国人に出合う。
彼等は共にイギリス人で、
滋賀県下で英語の教師をしているという白人と黒人の若人であった。
昭文社の地図にある“オガサカ分岐”に気付くことなく通過してしまい、
いつしか“八雲ヶ原”を下方に見る処に到着していた。

八雲ヶ原
マツムシソウとリンドウに出合えるのではないかと期待し、
スキー場跡の草むら中を足下に注意しつつゆっくりと“八雲ヶ原”へと下ると期待通りにリンドウが開花していた。
八雲の大石に腰掛け大休止の後、
湿原に架かる壊れかけた木橋を慎重に歩くと、
期待した通り、白花のウメバチソウと黄花のミミカキグサに出合え写真機に収める。
その後、奥の深谷の源流の水音に耳を欹てながらゆったりとした愉楽の精神で大橋へと歩くが、
八雲ヶ原を離れてから暫くして脚が攣り始めた為に、
芍薬甘草湯を服用するが、完治しないのでもう一袋服用した。
奥ノ深谷遡行は昔に数回楽しんだことがあるのだが、
金糞峠経由でイン谷口へと下山するのが常であったゆえ、
大橋より坊村間の道を歩くのは今回が初めてであった。
頻繁に木橋を渡ったのだが、さてどの橋が大橋だったのだろうか、
気付くことなく知らぬ間に何時しか大橋を通り過ぎてしまったようで、
突然大橋小屋らしき建物が現れた。
大橋小屋以降の道は八淵の滝同様、僕の足腰には厳しかった。
なかでも渡渉には苦労したし、ロープが設置されている難しいトラバースも再三現れた。
牛コバにやって来たときに、
坊村のバスの時刻(17時21分)までに時間がないことが分かる。
それは信じられない勘違いにより生じたのだが、
この儘のんびり歩いていてはバス時刻に間に合わないので、
ときには小走りで懸命に歩いた。

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