山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

生駒山系縦走路・ほしだ園地~むろいけ園地(クロコノマノチョウとの出合い)

2018年08月18日 | 山野歩
ガマ(堂尾池にて)

2018年08月13日(月)
『山野歩』
<生駒山系縦走路>
<ほしだ園地~むろいけ園地>
[コースタイム]
[京阪・私市駅]7:16→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→8:02[ピトンの小屋]8:16→(さえずりの路)→(つつじの小路)→8:52[展望デッキ]9:00→[やまびこ広場]→(まつかぜの路) →10:10[飯盛霊園・境界鞍部]→[飯盛霊園内(大休止)]10:58→11:16[ビオトープ田原の里山・車止め]→12:02[堂尾池(大休止)]12:37→13:19[むろいけ園地入口]→(湿生花園)→(森の工作館)→(むろいけ園地内散策)→[むろいけ園地出口]17:20→(蟹ケ坂ハイキングコース)→18:33[JR・四条畷駅]
<クロコノマノチョウとの出合い>
堂尾池上手、階段を上り切った処で腰を下ろし坐り込み、立派な写真機を触って居られる30歳台後半くらいの方がおられた。
「何を撮っておられるのですか?」とお訊ねすると、「昆虫です」と言う。
そこで、今日僕が撮影した蝶と蜻蛉の名称を教えてもらおうと思い、小さなデジカメの映像を見せると、
蜻蛉については「オオシオカラトンボのメス」、
蝶については「クロコノマノチョウ」「ウスイロなら珍しいのやけど」と語った。
それよりホンの少し歩いて出会った方は、先の方の昆虫にかかわる先輩であった。
今一度、僕のデジカメを見せることになり、蝶の映像を見るや否やその方は「クロコノマノチョウや」と断定的に仰った。
僕は[クロコノマノチョウ]という名称の蝶と出合うのは初めてのことであった。
否、初めてではないのかも知れないが、写真機に収めるのは初めてで、[クロコノマノチョウ]という名前も聴いたことがなかった。
“ほしだ園地”で出合ったこの[クロコノマノチョウ]は、
フワフワと微かに飛び少し離れた林中の葉っぱに停まったので、
僕が使用しているカメラ(オリンパスSTYLUS SH-50)であっても明確に捉えることが出来た。
もし動いてなければ、僕は其処に蝶が居ることに気付くことはなかったに違いない。
そしてその蝶は暫く待っても翅を拡げてくれることがなく、
閉じた状態のみの姿しか撮れなかったゆえ、
帰宅して蝶図鑑を参照しても、僕が出合ったのが何という蝶なのか分からないかも知れないと思っていたが、
昆虫に詳しい方に出会ったことで心配は無用となった。
[クロコノマノチョウ]と[オオシオカラトンボのメス]の姿を写真機に収めたことで満足してしまったのかも知れない。
また二人の昆虫に詳しい方に出合ったことで、今日の山歩きが集結したような気持になったのかも知れないが、
何れにしてもこのときには既に、歩く気力を喪失してしまっていたようだ。
次にやって来た“むろいけ園地”の湿性花園では、
もしかすれば何か新しい出合いがあるかも知れないと期待し、
今まであまり歩くことがなかった木橋上を散策することにする。
しかしホンの少しのガマとオオバギボウシを見掛けたのみで期待した新発見はなかった。
それより“森の工作館”に入り一休みする。
ここで嘗て“オオムラサキ”を飼育していたのを思い出し探してみるが何処にも居なかった。
“森の工作館”を出るときには、計画通り生駒山へ向かう気力がなかった。
今まで知らなかったことや経験したことがない事象に出合え、新しい発見が出来るかも知れないと思い、
“むろいけ園地”内の今までに歩いたことがない道を散策することにする。
暫く歩くとちょっとした広場に到着し、其処にあった石造りの腰掛けにザックを拡げてその上に転がった。
かなりの時間そこで仰向けになって、眼前に拡がる空と樹木と葉っぱをぼんやりと眺めていたようだ。
森中に夕暮れが訪れる気配を感じ始めたころになってまた歩き始める。

高積雲・羊雲(堂尾池にて)

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 僕の最期のとき(ご飯作りと... | トップ | 京都北山・桑野橋~四等三角... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

山野歩」カテゴリの最新記事