忘年会。
もうこの時期がきてしまった。

毎年事務方が会場を手配しているが、今年は他部門の新入社員が幹事を担当することになった。

私は筋ジス。
立ち上がるのに苦労するお座敷は大の苦手。

新入社員が担当すると聞いたとき、お座敷のお店になる予感がしたため、事前に椅子席のあるお店にしてほしい要望を出しておいた。

だがしかし・・・

忘年会案内の回覧が回ってきたとき、愕然とした。

なんと、会場はお座敷、しかも典型的な和式のかなり低いテーブル。

「これ絶対ダメなやつじゃん!立ち上がれないぞ」

後で聞いた話だが、忘年会直前に会場手配をしたため、良い店の予約が取れなかったようだ。


とはいえ、着座すると立ち上がれそうにない・・・

私にとってこれは大問題だ。

今回は欠席の欄に〇印を書いて提出。。
が。。。
同期「わたまー、逃げるのか!欠席は認めんぞ」
私「ええ・・・」
同期「腰にベルト付けてこい。立ち上がらせてやるから心配すんな」


私は忘年会が大嫌い。

だけど、仲間と楽しく飲み語らうのは大好きだ。

そうだ。

大嫌いなのは忘年会のことではなく、

会場に行く道のりがキツイ
帰りの道のりがキツイ
席から立ち上がって頻繁にトイレに行くことがキツイ
3本締めができないから恥ずかしい

これらが嫌なだけなんだ。

逆に言うと、これらが回避できればむしろ忘年会は大好きになる。

実は、
今年の忘年会は直近の行事のなかで最高に楽しかった部類に入った。

会社の車でお店に横付け下車
帰りは妻が車でお迎え
立ち上がりは同僚たちがサポート
トイレから戻って来た時すでに3本締め終了

周囲に多少のお手数をかけてしまうところは申し訳ないが、肉体的、精神的にとても楽だった。

宴会の締め、3本締めはたまたま運よくトイレに行って回避できたが、毎回こういうわけにはいかないだろうな。

それにしても、また無事に年末を迎えることができた。

この一年、こんな私にたくさんの手助けをしてくれた会社の人たち、家族、友人たち、本当にありがとう。

来年の今頃も変わらず、筋力を維持できるといいな。