母の過去 278 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

278
 
 
関西人のオッサンの聞きたくもない冗談をお腹いっぱい聞いた
母ですが、
心では早く要件を言ってと何度も何度も言っているのです。
そんな事はお構いなしに社長はこれでもかー!と言うぐらい
オッサンギャグに夢中でしたが、
やっと本題に入りだしたのです。
このかん約1,2分ですが母には1時間にも2時間にも
感じたのです。
M銀行を紹介して下さった社長は
銀行だとバタバタして話もゆっくり出来ないから
自分の事務所で会ったらどうとおっしゃって下さったのです。
母にしてみればそれはもう願ったり叶ったりの話です。
先ほどのオッサンギャグはもう母の頭にはありません!
母の頭の中は信じてもいない神様にありがとうございますと
何度もお礼を言っていたのです。
そして簡単にお礼を言うと
仕事モードに切り替わり支店長とゆっくり話が出来る
それは銀行でお会いするより
はるかに保険に加入していただける可能性が
高い!
と言う事は支店長が加入していただければ
他の行員の方達も数人は加入していただける事になる!
だから成績もアップする!
成績がアップすると歩合が増える!
歩合が増えると浪費家の血が騒ぎ出す!
家族には解らない様に何かを買おう!と
とんでもない所まで これも孫悟空の瞬間移動の速さで
考えていたのです。
都合の良い事は脳が活性化するのか
まだ初めの半歩も一歩も踏み出していないのです。
ずーと同じところに立っている事を忘れ
気分は一キロ先二キロ先にいるように思っているのです。
もしかするともう支店長と会いゴールした気分に
なっていたのかも知れません?
これは70歳を過ぎた今もですから
人間の性格はなかなか変わらないものなんですね。
 

 

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