母の過去 322 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

322
 
スイスから浪費の証拠を手に持ち切れないほど
持って帰って来た母は
服を着替える前から旅行の話を始めるのですが、
旅行の話に興味がない僕はテレビを見るのが
大忙しです!
妹達もそれほど興味はないのですが、
仕方なく母に付き合い聞いてます。
本心は僕と同じで早くお土産が欲しいと思っているのは
間違いがないのです!
僕には決まって服ですが、
妹達はまだ小学生なので高級な服は
買ってもらえません!
僕もまだ中学生でしたが、
三人兄弟で男が一人は得だと思っていたのです。
でも高級な服を買って貰えない小学生の妹に
家事をさせてでも旅行に行く母も
どうかしてると今は思うのです。
実家に帰った時に聞くとそれも教育の一つと
訳の分からない事を言うのに決まっていますから
実家に帰った時に聞かない事にします。
皆が旅行の話に興味がない事に
まったく気が付かない母は顎が何時になれば動かなく
なるのかと思うほど よく話します。
それほど母にとっての旅行は僕達と価値観が違うのです。
話疲れるのを待ちきれない僕は寝ると言いだすと
初めて ちょっと待ち!
お土産があると言いだしたのです。
もちろん服でしたがそれがどのような服だったかは
思えていません!
僕に渡すついでに妹達にもお土産を渡したのですが、
これも何だったのか覚えてないのです。
人形だったかも知れません。
夏なのにマフラーだったのかも知れません?
チラリと鞄を見ると他に色々とお土産は入っていましたが、
それはお客様達のだと聞かなくても解りました。
お客様のお土産は包みを見ただけでも
僕達のより値段が高そうだったのです。

 

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