母の過去 385 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

385
 
スナックが終わるとショットバーに早足で向かう
ホステスさんですが、
もちろん目当ては元大工さんが偶然買って当選した
宝くじの高額当選んです。
元大工さんにはそれ以外の興味は何もありません!
北新地のホステスさんですから、
お金がなければ興味もないのが当たり前なのです。
反対にお金があれば生理的に受け付けない
男でも興味が湧き出て来るのです。
仲良くなるなるために何度も会う事は
当たり前です。
そんなに仲良くなくてもニックネームで呼ぶ人も
沢山います。
相手に親近感を覚えてもたう為ですが、
スナックのホステスさんは元大工さんのポケベルの番号は
聞いたのですが、
自分の番号は教えてません!
店が終わればショットバーに一人で行く
口実にわざと教えなかったのです。
この時点で営業のセンスが元大工さんとは1枚も2枚も
違います。
誰でもそうですが 2回会うより
10回あった方が仲良くなれるのは当然です。
それが気が合わなくてもホステスさんは仕事なのですから
気を誰とでも合わせます。
ショットバーに行き元大工さんの そばに行くと
わざと息を切らして必死で走って来た演技をして
自分のポケベルの番号を言うのを忘れていたと
名刺に書いて渡します。
カウンターに座り飲み始めると
その日はホステスさんが財布とちらほら来るのです。
元大工さんは営業の結果があらわれ始めたと
喜びますが、
スナックのホステスさんは もう宝くじの高額当選が北新地のホステスに
知れ渡ったと
ガックリ肩を床に落とすのです。
それも両肩を落としグラスを持つ時まで
気がつかないぐらいショックを受けていたのです。
これで敵は自分が働いているスナックのホステスだけではない!
強敵だらけになった事を確認したのです。
どうして昨日は一人でショットバーにこなかったのかと
後悔の連続ですが、
切り替えも早く!
これからライバルたちを蹴落とす方法をカウンターに両肘をつき考え込むのです。
 

 

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