母の過去 710 | 不思議なトントン日記

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感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

710
 
 
皆さんが午後のハーフを終わられて
お風呂から出られると居酒屋の女主人が
簡単な挨拶をしてから場所移動です。
移動の場所は もちろん女主人が経営している居酒屋です。
商売人の女主人がせっかくの大勢のお客様を
別の場所でもてなすはずがありません!
居酒屋での食事代も呑み代もコンペの参加費用に
入っているのですから、
女主人の出費はほとんどないのです。
それを見ていた母はゴルフコンペが最高の作戦だと
浪費家の血と普段のお金使いの荒さを忘れて
手を取り合いガッチリと握りしめるのです。
そして居酒屋に到着された人達に
女主人が一人一人挨拶にまわり
皆がそろうとコンペの順位を発表して
商品を渡します。
もうここまですれば後は呑んでもらうだけです。
コンペは無事に終わったのも同然だと思っていると
女主人が母に営業しても良いと小声で言ってくれ
母もお客さんのテーブルをまわり営業を開始するのです。
知っている顔もあり営業の感触はまぁーまぁーですが、
この日の目的はコンペを勉強する為だったのですが、
あまりにも簡単なのに驚き 仕事もする事にしたのです。
流石にコンペでも1位2位3位の人達は
きげんがよくて母に名刺を渡して近くに来れば
お茶でも飲みに来てと言われるのです。
コンペの商品もゴルフに関係する物が8割で
後の2割は家電ですから、
これも簡単に買いそろえられると考えると
母のコンペに大事なのはやはり 参加者と組み合わせだと
同じ事をこの日は何度も思うのです。
浪費家の血は大きな買い物をするかもと
準備運動までしていたのですが、
ゴルフ用品と家電では長い時間を使い
念入りにした
準備運動が役にたたないと損をした気持ちになり
早く帰ろうと母をせっつきます。
母も営業を一通りしたのでもうする事がないのですが、
女主人に気を使いお酒を一生懸命運ぶのです。

 

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