母の過去 715 | 不思議なトントン日記

不思議なトントン日記

感動あり泣き笑いのブログにし皆さんが楽しみにしてもらえる事を目指します。
1話完結ではありません。根気よく読んでいただければ嬉しく思います。
時間のある方は初めから読んでいただければ、笑っていただけると思います。

715
 
 
コンペに参加して下さると言う電話をいただき
その人達の所に訪問する母は
手ぶらで行くわけにも行かず
お茶菓子を買うのです。
母の体に流れている浪費家の血は大喜びで
一緒に来た事を納得するのですが、
母に又怒られて反省したふりをして
おとなしくしているのです。
運転していて母は思います。
ゴルフ好きがこれだけ多いとゴルフ場を経営しなくても
打ちっぱなしでも経営すれば大儲けできると
考えますが、
先行投資のお金の事は何も考えません!
もし父が池でも持っていれば打ちっぱなしにすれば良いと
途方もない事を考えていると
直ぐに訪問先に到着です。
こんにちはーと入って行くと事務員さんに
出迎えていただきお客様にコンペの話をすると
二つ返事で参加すると言っていただくのです。
それはお客様が聞きつけて営業所に
電話を下さったのですから
決まり事のようなものです!
でも日にちは大丈夫なのか母が心配して
聞くと お客さまは何とかすると言われて
母思うのです。
本当にゴルフ関係の仕事を誰かすれば
大儲けできると、
でも世の中はそんなに甘くありません!
母が考える様な事は皆が考えていると
どうして気が付かないのか不思議です。
ただでゴルフボールを誰かにもらえるのなら
売るだけですから、それは間違いなく大儲けできますが、
ゴルフボールを作り売るとなると母がすれば
赤字になるのは売る前から決まっています。
商売人は何か人にはない飛び道具を1つ
懐に隠し持っているから成功するのです。
美味しいご飯屋さんの隠し味と同じです。
母はトントン拍子でコンペの参加者が決まって行くので
会員券を借りる社長に電話をして人数を増やせないのか
聞こうかと思ったのですが、
少し考えて初めてのコンペなのでこれ以上は
人が増えると何か問題が起きると大変だと思い
電話を辞めたのです。
そして電話をいただいた次の訪問先に向かうのです。

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