【病院あるある】謎のミネラルウォーター | New「がん」と私の奇妙な共同生活

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2017年に卵巣がん(組織型:明細胞腺がん)ステージⅢを告知された看護師が、
社会をサバイバーしていく過程をお伝えします。

─経緯─

    

2017年9月12日、「卵巣がん」の疑いを指摘され、翌日S大学病院を受診。卵巣は約9~10cm大。破裂の危険があるとのことで精査と安静を目的に緊急入院。(その後、9月25日付で看護師退職) 10月26日に両卵巣、子宮は膣上部までの切除術(膣上部が直腸・尿管と癒着しており、切除不可能だったため)、大網部切除。右卵巣は術中に自然破裂。病理診断の結果は卵巣がんの中の明細胞腺がん 大網部に播種転移見られたことからⅢa期。12月21日よりTC療法(パクリタキセル ・ カルボプラチン)開始。4月24日より最後の6クール目開始。
治療終了後、開腹手術の影響により腸ヘルニアとなる。8月13日に激しい腹痛により病院緊急受診したところ、診断結果は極度の便秘。その後、酸化マグネシウム剤とピコスルファート(ラキソベロン)15滴使用したところ、転じて激しい下痢&嘔吐。その後も約1か月に渡り下痢が続き、体力はいっきに低下。

何度か緊急で病院受診を考えるも、体調が絶不調すぎて身動き出来ず。14日の定期受診までねばる。その結果、1か月で5kgの体重減少、およびS字状結腸に肥厚部位がCTにより見つかる。悪性かどうか、20日に大腸内視鏡検査予定

      

【抗がん剤終了後、緊急入院中のひとこと】
入院していると、体調不良でも安心できる(座右の銘)

 

篠崎が緊急入院した当日のことでした。

深夜近くになってから看護師さんに「薬を飲むための水が欲しいので、買いに行きたい」と申し出たところ、もうコンビニが閉まってしまっているので自販機で買ってきてくれると言ってくれたのです(感謝…)。
銘柄にこだわりがあるか尋ねられたので、「何でもいいです」と言って、お金を渡しました。

それからしばらくして、その看護師さんは「富士なんとかの水」とかいう、よくコンビニで売っていそうなポピュラーな水を買ってきてくれました。

それを渡しながら、看護師さんが言うには

 

『S大学の水』っていうのがあって一瞬手が止まったんですが…さすがにどうかなと思って、こっちにしました」と。

 

え…

S大学の水ぅぅぅ( ゜Д゜;)!?

 

篠崎「それって、どこから湧き出た水なんですか?! こんな住宅街のど真ん中で、どこから水が取れるんですか?」
看護師「よく分からないです…。どこからなんでしょう?」

篠崎「…ってことは…まさか…」


ジャ───ッ


まさかの…水道水?!

 

篠崎「…って、ことはないですよね?」

看護師「(苦笑)たぶん、違うとは思いますが…」

篠崎「ちなみに、水道水って水道局のものなんですかね? 水道局のものを勝手にペットボトルに入れて販売したら、それは詐欺にあたるんでしょうか?」

看護師「…えっと、どうなんでしょう…。詐欺にあたりそうな感じはしますけどね…(意外に真剣な反応)」

 

しばらく考え込み、大変不毛な考察であると気づいた篠崎。

それにしても…「S大学の水」。

一回ぐらい、飲んでみようかな…。

 

 

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