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第147夜
硬直
先生ーーーッ！！
それは反則です～～！！
てっきり、深呼吸的な？
落ち着ついてこ？
乱れすぎてるから
いったん陣形整えて？
の意味での咳払いかと思ったんですが。
まさかの、
「あ、UFO！」みたいな。
私の注意を他へ逸らしている間に一本取りにきましたよ…
先生ったら、真面目な顔して小学生っぽい奇襲ブチかましてきやがったんです。
確かに、咳をすると全身の力が抜けるんですよね。日常生活でも、うっかり咳き込むと我慢していた何かが溢れ出ちゃうくらいの威力ありますからね。
特に私は骨盤底筋が弱っているので、思い切り咳とかクシャミをしちゃうと、もうアウトなんです。
だから日頃から油断禁物で、下半身は意識的に引き締めておかないといけないはずなんですけど、私、お人好しな一面があるので、頼まれたら断れないんですよ。
ついつい素直に咳払いしちゃいました。
そして先生は私の緩みにつけ込んできたのです。
で、不意打ち攻撃をくらったわけですが
エコー検査、想像と違いました。
約指3本分の太さのエコープローブにいきなり襲われるのって、確かに痛そうだけど、まあまあ痛いには痛いけど、まあまあまあまあ大丈夫なのでは？意外とヘッチャラなのでは？と希望的観測をしていたところがあったのです。
ほら、私、with処女膜なんで、入口がその分硬くて狭くなっているんですけど、
指1本分くらいなら無感覚で通行可能ではあるんです。
だから指3本分まであと2本頑張れってことですよね？
最初はグー！からの
ジャンケンチョキ！
くらいの流れでしょ？
プラス2本って。
自然な指の増加具合だよね？
期間限定！２本増量中！みたいな？
気前のいいお菓子メーカーが軽率にキャンペーンしちゃう感じでできるんじゃ？
とかね、謎の指増加理論で膣からの検査を選んだところもあったんですよ。
馬鹿か。
もう。
プローブ挿入ね、
あんな可愛いもんじゃなかったです。
↓あんな可愛いもん。
坊やが寝んねできるような、優しい龍じゃなかったです。
先生の突きが決まった瞬間、
私、ドラゴンボール集めちゃったのかな？って思いましたもん。
あのね、神龍（シェンロン）でした。
神龍召喚したかと思いました。
光る雲を突き抜けFly awayでした。
全然ヘッチャラじゃなかったです。
私の中を、稲妻が走り抜けましたし、
火花が飛び散りました…
Sparking！
（個人の感想です）