夜のブランコねえ、ブランコにいかない 二人でいこうよ 公園でさ ブランコ漕いでさ 楽しいよ わたしが座って あなたが立って漕ぐの 大きく揺れたら 靴を飛ばすね どこまでいくかな 時空のポケットに落ちる といいね きっと、わたしたちも 墜ちるよ 深い夜の絨毛の なかにさ ねえ、夜のブランコに乗らない わたしたちは恒等写像なの