夫がキレた原因。

2019.10.08

このあいだ届いたお寺からの寄付の請求。
支払い期限が迫っている。
そろそろ払い込まないと。

で、ネットで振り込むことにした。

ところが、振り込み先が…
すごくそれが長くて、聞いたことがない言葉が全部漢字で書かれている。

どうにもこうにも、読めない。
カタカナにして入力しないといけないのに。

だいたい、この結衆て何？
聞いたことないわ。
長い振り込み先の名前に、結衆という文字が入ってたのだ。
けっしゅう？
夫も私も聞き覚えがない。

で、ネットで調べてみた。

けっしゅ？
けっしゅだってよ。
ある目的で集まった人たちのことだって。

で、長い漢字でできた振込先を、カタカナに直して打ち込んだ。

うーん、時間かかるな〜
もっと読みやすくしといてよ。
と思う。

ほんまや！
と夫も怒り出した。

パソコンを前に頭を悩ませてるのは私なんだけどね。

前回も苦労したんや！
と夫が言う。

そう、前回寄付を頼まれた時も、すんなりと行かなかった。
いつもお寺にお金を振り込む口座とは違ってたのだ。
それに気づかず、振込先の名義と口座番号が違ってしまって、お金が戻って来てしまった。
で、やり直し〜

今回もこれだ。
不親切すぎる。
寄付してほしいんなら、ちゃんと読めるようカナくらいふっといて欲しい。

ともかく、ネットでの手続きを済ませた。
だけど気になる。
ちゃんと届くのか。
手続きしたのは夜だったので、結果は翌日にならないと。

翌日の9時すぎ、ネットバンキングにログインしたら、振り込みは処理済みになっていて、口座の残金も減っていた。

よかった〜
無事振り込まれたようだ。

と思ってたら、夕方になって、銀行からEメールが来ているのに気がついた。
お金がちゃんと受け付けられず、戻って来たとのこと。

ゲゲっ…　ダメだったか〜

やっぱり間違っていたようだ。

もう一度結衆という言葉をネットでよくよく調べてみたら、けっしゅうとも言う。とあった。

なんだよ〜
振り回してくれるよね。

やりなおしかよ！
もう期限が迫っているのに。

そうだ。
銀行のATMから振り込もう。
ATMなら、口座番号を打ち込めば自動的に振込先の名前が出て来るし。

で、それから駅前のATMまで行くことに。
ああ、面倒くさ。

クルマで向かう。
振込先書いた紙持った？

持った。
ほら。

夫が差し出すお寺からの手紙を見たら、寄付金の使い道が書いてある。

何かの当番になったって？
その費用？

食事代？
お土産代も？

う〜ん。仕方ないのかな〜

もう、お寺と付き合い止めたい。
と夫は言う。

毎年の請求以外に、度々こうして寄付を要求してくる。
前回は、お寺のどこかの補修だった。

近年、お寺も経営が大変なのかもしれないけど、こっちだって大変。

そりゃあ、お墓があるから、世話になってるってことかも。

だけど、墓掃除してくれるわけでもなし。
墓場やそこに続く山道は、村の人たちが草刈りしたり、落ち葉を拾ったりして整備するんだから。

ほんと、墓じまいしたい。

お寺への寄付は面倒だったけど、帰りにきれいな夕焼けが見えた。

少し、救われた。