若い人の相談にのっていて、時々感じることがある。

「まぶしい」

やりたいことをとても多く持っている。
しっかりと考え、考えるだけでなく行動をしている。
「人生は、生きるに値するものである。そこで必ず輝くことができる」 という疑いない強い信念を持っているように見える。

なぜ、「まぶしい」と思うのだろうか?

自分がその時に何を考えているのか を考えてみた。

・私が、この人の力になれることはほとんどない。今話している時間は、その人にとって何の価値もないものでは?
 無駄な時間では?
・若い時からこんなに”できる”人なのがうらやましい
・将来有望だ。こんな人が多くなってくるといいな

逆に、この人大丈夫か? という方と話す時は、そう思いつつも、どこか「喜んでいる」自分がいる。

そう感じること自体、嫌なのだが、実際そうなのだ。
この人の力にどうやったらなれるか?どういうことをやろうか? などなどを考え始める。

自分と相手を比較して、どこか優れている と自分が思わないと相談にのることができないのかな?
(ここでいう相談は、専門的な内容についてのアドバイスではありません。人間関係の相談だったり、将来の進路についての相談だったり、どのように自分の考えをまとめたらいいかの相談だったり、そのようなものである。専門的なことについての相談であれば、当然、その人よりも優れたスキル・知識を持っていないとあまり参考にはならないのは自明のことである。)

その人よりも優れている人しか相談にのれないわけではない というのは頭ではわかる。
しかし、私のこころは、納得しない。


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