NHK杯で羽生ファンがえらく騒いでいた宇野さんの採点について

 

なんでこんなにもたくさんの羽生ファンが問題にしているのか驚いたのですが、

 

ひょっとして、あれですか。

羽生さんがフィンランド大会で言ったから?

 

羽生、SP今季世界最高点で首位発進「100点を超えられてホッとしている」

[ 2018年11月3日 21:23 ]  Sponichi Annex

https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/11/03/kiji/20181103s00079000468000c.html

「ほかの選手がどういう感じで点数取っているかなと。(ルール変更後)大会によって点数のばらつきがあるので。自分たちもそのルールに適応しながら、ルールの中で勝てる演技を考えていました」

 

かねがね、羽生ファンは羽生さんの一言一句に敏感に反応するなーと思うことが多いので。

それで今まで以上に、違う大会の点数の出方に注目しているのかなと。

違っていたらすみません。

 

ん~でも羽生さんは別にそういう意図はなく、ていうか羽生さんに限らず、点の出方は全選手気になっているはずで。いつもそうでしょうが今シーズンは採点の仕方が大きく変わるルール変更があったので特に。

私も時間があれば見たいですが、でもそれは私の場合、自分の感覚とすり合わせるためで、審判に不満を持つためではありません。

 

採点に疑問をもつのは当たり前だし、そこからファンは勉強していけばいいと思います。

審判の判定を疑問に思ったらルールを調べ直すのが最初にすることで、真偽もわからないままSNSで非難するのは違う。

誰かがそう言っていたから疑問に思う、という程度なら、その誰かがライバルとみなしている選手を貶めるために言っている場合もあるので、注意を払う必要があります。

その誰かがある選手の大ファンであるなら、そして言及する相手が競う対象の選手なら、よけい何らかの意図が働いている可能性ありです。

 



回転不足について


回転不足なんて私は、自分が審判より正しいとは間違っても言えない。

なぜなら、私たちはテレビの切り取った一方向からしか見られないから。

横からの映像だとジャンプの軌道方向がわかりにくいし、審判はテレビ映像とは違う映像を見て判定しています。

違うものを見ているのだから、違う判断になることもあると思いませんか。

テレビと現地の印象が違うのは、生で観戦したことがある人なら思い当たるのではないでしょうか。

 

現地にいたとしても、そんな動体視力、私にはありません。

明らかに回転が足りたものはわかっても微妙なグレーゾーンはわからないと思っている。

後で映像をスロー再生して「ん~足りてると思うけどなあ」と思っても、頼るべきは素人の自分より判定の訓練を受けた経験豊富な審判でしょう。


また、着氷時に回転し過ぎを防ぎ流れるように降りるためには1/4回転を残しておくことが必要で、これがルール的に認められている回転不足です。時間にするとコンマ何秒の世界。(1/4回転ちょうどだと今シーズンからアンダーを取られる)

宇野さんの4Tはここを回り過ぎちゃうから目下、本人試行錯誤中。上手く感覚を掴めるといいな。

 

そしてこれが一番、私が重要視していることなのだけど、

『選手は審判の採点を受け入れて、前を向いていくのだから』。

今まで何度となく、「誰が見ても納得できる演技をすることが大事」という言葉をいろいろな選手から聞きました。

それは、厳しめの審判も納得する不足のない演技、文句のつけられない演技を目指す、ということでしょう。

羽生さんの言う「ルールに適応しながら、ルールの中で勝てる演技を考えていく」にも、そういう面があると思います。

 

採点競技だから、審判の程度の差も、間違いもあると思う。

大会によって違うのも、審判や出場者が違えばさもありなん。人間だもの。だけど私たち素人よりずっと誤差は少ないだろうし、少なくするような努力もあると思う。

そして選手が受け入れていることを私が叫んでどうするの、と思う。迷惑にこそなっても、誰の役にも立たない。

採点に抗議することは、必要ならコーチなり、連盟なりが対処していく案件でしょう。

 

それに、グランプリシリーズはファイナルの予選でもある。

採点以上に、一緒に出ている面々や選手の出来によって順位が左右されるのも当然で、そこを他の大会と公平にすることなんてできない。リンクの大きさまで違う(笑)

今回、みどりさんが三原舞依さんに「他の大会ならメダルがとれていた」とおっしゃったことからもわかりますが、そういうことは頻繁にあります。

 

私たちは自分の感覚が審判とどの位一致するかを楽しんだり残念に思ったりくらいのスタンスがちょうどいいと思う。

いちいちファンでない他の選手の採点にまで怒っていたら身がもたないし、フィギュアを観るのが嫌になってしまうよ。

だってやっぱり、何か目に見えない大きなものの力をフィギュアの採点には感じることが時にはあるから。

それを突破するためにはぐうの音もでないほどの差をつけないといけないんだな・・・と、選手に同化して、複雑な気持ちになることはあるから。

これは、誰のファンであっても経験していることだと思います。

 

そして、今まで採点には恵まれた方の羽生さんのファンが一番騒いでいるのが、腑に落ちない(笑)

前の採点が変わった時も、クリケット主導で審判に点の出し方を教えた、とオーサーコーチが『チームブライアン』1だか2だかで書いてませんでしたっけ?

レベルの取りこぼしでわからないところがあったら、審判になぜなのかすぐに聞いて改善するともありましたよね。確か。

クリケットチームはそういう対策は万全だと思いますよ。

何も心配いらないですよ。羽生ファン、読んでるでしょ?




プレロテについて

 

ルールでとられる回転不足はまだしも、プレロテなんてルールを厳密に決めることも不可能なのに、そこをとやかく言う人はそれだけでまともな人ではないと私は思っています。

プレロテを声高に叫ぶブロガーさんは私は信用できない。無意味な誹謗中傷で読者を悪質化させると思うからです。読みませんけどね。見たくないんで。

(傷つけたい選手の#つけずに、個人ブログ内だけで、やっていてください。鍵かけて。)

 


ジャンプの原理上、プレロテはどの選手もしています。

空中で回転するためには氷上で回って勢いをつけなければならないのはわかるでしょう?(エッジジャンプもトゥジャンプもです。)

 

ルールでは、アクセルは後ろ向き、その他のジャンプは前向きで踏み切らなければOK。 

それ以外のプレロテは、ジャンプの種類によっても、選手の跳び方の個人差によっても、選手のフィジカル、メンタルの具合によっても、氷の状態によっても変化するので一律に細かくルールで取り締まれないのが実情です。

(羽生さんが今回、エッジジャンプが跳びにくい氷だったから、スピードを落として跳んだ、と言ったでしょ?跳ぶ速度が変わればプレロテの度合いだって変わります)

考えてもみてください、コンマ何秒かのプレロテの具合を気にして、ジャンプが跳べますか。

そんなことしたら選手は皆、ジャンプ跳べなくなりますよ。

プレロテは選手がコントロールできる部分じゃないです。ランディングのコントロールで精一杯。


ルール違反に問われないところなのにそこを非難するのは、ただの中傷です。

 

ジャッジングシステム テクニカルパネルハンドブック シングルスケーティング 2018/2019版

https://www.jsfresults.com/data/fs/pdfs/comm/2018hb_single_ja1.pdf

 

 



宇野さんの、一部羽生ファンに騒がれているSP採点について


さて、宇野さんのNHK杯のショートですが、

ショートでコンボ抜けは点になるのかと騒がれていましたが、2017-18シーズンからはコンビネーションジャンプにならなくても跳んだジャンプの基礎点は入るようにルール変更されました。(GOEでマイナスはされますが)

 

3Aのフリーレッグが掠ってるというのは、降りてチェックした後、イーグルに移るのにフリーエッグを氷につけるためのものなので。しかもスローモーション映像でしか確認できないわずかな飛沫ですよね。

流れもあるし、重心もブレてないし、あそこは問題にならないと思います。

大体、ジャンプ降りてチェック姿勢とって、出来るだけ早くイーグルに入らなければジャンプの出の工夫として認められなくなる。

騒いでいる人はもし羽生さんがそうなっても非難しないでしょう?選手が変わると同じ現象でも絶賛が非難に転ずるのは、中傷です。(以前リフトの件でも書きましたが)


羽生さんはステップアウトをよくイーグルで耐えて(バランスを崩したのを早めに足をつくことでイーグルでミスをカバーする)ますが、宇野さんの3Aが掠っているという人は、あれも批判しないといけないですよ?


今回の宇野さんのイーグルは、着氷を耐えてないです。

 


NHK杯後のサンデースポーツで、「紀平選手のジャンプをどう思いますか」とアナウンサーに聞かれて宇野さんが「~あんまり人のジャンプのことをあーだこーだ言いたくないんですけど(笑)、ただただすごいなと思って見ています。」と言ってましたが(笑) 倣いたいですね。

昨シーズン羽生さんの怪我した時に、宇野さんが

一番本人がつらいと思うので、僕がどうこう言うことではない。」、

「日本のエースのアクシデントから何か教訓を得たか」との記者の質問に「ひとの怪我をしたところを見てそういうことは考えてはいけない。答えたくもない」と語気を強めたという記事が出たとき、どんなふうに言ったのか見たかったのですが(笑)、

この番組を見て、なんだかその場面も想像できる気がしました。

 

宇野、負傷の羽生を気遣う「一番本人がつらいと思う」/フィギュア

2017.11.17 08:22  SANKEI DIGITAL

https://www.sanspo.com/sports/news/20171117/fgr17111708220005-n1.html

 

 


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いつの頃からか、宇野さんの試合後には宇野さんを中傷する羽生応援ブログが多くなったと思います。

もしくは羽生さん以外の試合自体を観ないで、オンリー羽生であることを誇らしげにブログで書いたり。

それがまた羽生ファンに大人気?そんなファン一部だと思いたいですが。

 

そのせいで羽生ファンはフィギュアスケートが好きなのではなくて、羽生結弦単体が好きな人が多いというイメージが私はついてしまいました。

フィギュアスケートが好きで、中でも羽生さんを一番に応援する、という姿勢の方がよほど好感が持てますね。そんな羽生ファンも知っていますが。

そういうブロガーさんもいますが、わずかに思います。私が知らないだけかもしれませんが。

 

羽生さんの発言が自分のことだけで終始して、日本のフィギュア界に関わろうとしないことが何年か続いたから、ブロガーさんもそれでいいと思うのかなあと勘繰っちゃいます。

 

宇野応援ブログも、髙橋応援ブログも、私が知る限り、宇野さん、髙橋さんだけが良ければいい、という姿勢は感じられない。

他の選手もちゃんと観ているし敬意を払っている。

そういう選手たちの中にいる宇野さん、髙橋さんを喜んで、幸せに応援している、そういうブログは読んでいてこちらも幸せになれます。

気持ちがいいですよね。

そんなブロガーさんが羽生応援ブログにも増えればいいなあ。

羽生さんが出る試合も温かい雰囲気になればいい。

バナーが、採点が、と張り合わないで、そんなことより選手を観てくれたら。

 

選手全員が、自分の今のベストが出せるようにと困難に合いながら練習してきたんだもの。

どの選手にも温かい拍手を。

それを、近畿、西日本、NHK杯と感じました。

高橋ファンの応援はお手本と思います。


NHK杯も皆を応援する温かい大会でした。

ただ、NHK杯ショートではアリエフさんの点が出る前に「しょーま!」と男性の野太い声が響きましたね。

演技前に名前がコールされてからキスアンドクライで点が出るまでが該当選手の時間なので、宇野さんのためにもマナーに気づいてほしいです。邪魔したくないですよね。

幸い、それに続く人もいなかったし、フリーではフライング声援はなかったのでホッとしました。細かいかもしれませんが。


フィンランド大会も、ザギトワさんのとき最初から手拍子が起こったことなど応援慣れしていない感じも微笑ましかったですが、でも羽生ファンが全員に応援の気持ちを伝えていたことはわかりました。国旗もたくさん振られていましたね。会場の応援、感じが良かったと思います。

ロステレも良い試合になるといいなあ。

 

そうやって全日本の温かい雰囲気も、皆で作っていきたいです。

それには羽生ファンの姿勢が大きく関わってくると思うんですよ。数が多いから。違うかなあ。

まあ、とにかく羽生応援ブログで、選手に対してだけではなくあらゆる面でも、対決姿勢を煽るあまり悪意を書き立てるのはやめてほしいとずっと思っています。

それは羽生ファン全体の悪質化に大きく影響するので。

 

 

女子ショート

http://www.isuresults.com/results/season1819/gpjpn2018/data0203.pdf

 

男子ショート

http://www.isuresults.com/results/season1819/gpjpn2018/data0103.pdf

 

女子フリー

http://www.isuresults.com/results/season1819/gpjpn2018/data0205.pdf

 

男子フリー

http://www.isuresults.com/results/season1819/gpjpn2018/data0105.pdf

 

 

ちびまるこたまちゃん永沢君花輪くん野口さんありがとうありがとうありがとうありがとうありがとう

先日の記事にツイッターで賛同していただき、ありがとうございました。

 

  


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