こんにちは!
幻影異聞録#FE Encoreのクリア後感想・評価です。
↓ 評価基準についてはこちらを参照
※当サイトにおける評価はあくまで私個人の評価です。人によって違う感想になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。
一言ポイント
・アトラス×FE
・シナリオからシステムまでとにかく芸能にこだわった内容
・豊富なキャラソン
概要
幻影異聞録♯FEは2015年にWiiUで発売したRPG。2020年に追加要素を加えたSwitch版、幻影異聞録♯FE Encoreが発売。開発元はアトラス。
アトラスとファイアーエムブレム(FE)がコラボした作品でシステム周りは女神転生、キャラ(ミラージュ)や一部シナリオはFEが絡んでくる。
キャッチコピーは「華やかな舞台と異世界での戦い、若者と英雄の成長物語」(パッケージ裏より)
あらすじ
舞台は現代の東京。
芸能が栄えるこの街に、異世界からの侵略者「ミラージュ」の魔の手が迫っていた。
ミラージュの狙いは、人間の持つ「パフォーマ」という不思議なエネルギー。
奪われると、場合によっては死に至ることもあるという。
とある事件をきっかけに、ミラージュに対抗する「ミラージュマスター」として覚醒した樹たち。
マスターの力を極めるため、そして夢をかなえるために芸能界の高みを目指しながら、異世界の英雄クロムたちと共にミラージュの脅威に立ち向かうことになる。
(公式サイトより)
シナリオ
8点
・とにかく芸能にこだわった内容
シナリオ、イベントからシステムまでとにかく芸能にこだわっている。芸能が重要な理由づけもしっかりされている。
珍しい部分にスポットライトを当てているがストーリーは奇をてらったものではなく王道。
・サイドストーリー
各キャラのサブイベントで芸能関連の話が多彩。進めればアドリブパフォーマンスやデュオアーツ(後述)が増えていき戦闘がどんどん楽になる。
・臭さを感じるやり取り
王道なストーリーだがキャラ同士のやり取りは背中がかゆくなるというか臭く感じることが多い。
重めのシナリオのアトラス(女神転生シリーズ)、FEのコラボと考えるとターゲットが違うような…。
個人的な印象としてはファルコムの東京ザナドゥに近い雰囲気。
・PS2時代を思い出すダンジョン
昨今では珍しい昔のRPGを思い出す複雑なギミックを持つダンジョン。考えればクリアできるし理不尽なものはない。1度目は楽しめるが再び訪れた時はめんどくさい。
実際にはもっと複雑でめんどくさいダンジョンが昔のゲームでは多々あったけど例えとしてね。
戦闘
9点
システム
・ベースは女神転生シリーズ
3人パーティのターン制。コマンドスキルや属性、その他アイテムなどは女神転生シリーズから流用。武器は剣、槍、斧の三すくみ及び弓とFEから。
戦闘中のパーティ交代はいつでも可能でデメリットはない。
・セッション
敵の弱点を突くと味方が(スキルを持っていれば)追撃する。
ずっと俺のターンにできるなどプレスターンバトルの派生と言える。
・アドリブパフォーマンス
敵の弱点を突くと稀に発生。芸能関連のパフォーマンスを行う。ダメージ強化、全体攻撃、HP回復など効果は様々。
・スペシャルパフォーマンス
SPゲージを消費して発動できる強力な必殺技。ここからもセッションに派生可能。スクショ撮り忘れてた。
・デュオアーツ
セッション中に稀に発生。こちらも効果は様々でここから更にセッションを繋げることが可能。内容はもちろん芸能関連。
・強化
プルームパレスという場所でドロップアイテムを使って武器を製作。武器を使っていくことでスキルを修得する。
同じ武器を強化していくごとに攻撃力も上昇する。スキルは何度でも修得可能。一部を除いて修得するたびに強化される。
評価点
・セッションの爽快感
ひとたび弱点を突けばセッションが発生。デュオアーツも使えばコンボが10回以上続き雑魚敵があっという間に溶けていく。
ただ弱点を突けばいいのではなく敵の耐性やセッションの属性によっては途中で途切れてしまうのでちゃんと考える必要がある。
デュオアーツやアドリブパフォーマンスではキャラが歌う、独自のパフォーマンスを行うなど演出面も良い。スキップ可能。
問題点
・極端な弱点ゲー
前述したように何も考えずに弱点を突けばいいわけではないが、弱点を突けば雑魚は一瞬で溶けていき、逆に突かれるとセッションであっという間に倒される極端な弱点ゲー。
・オーバーキル
敵を全て倒してもセッションが終わるまで攻撃は続くのでテンポはやや悪い。攻撃するほど武器のスキルゲージは稼げるので無駄ではないが。
・樹のパーティ固定
3人しか使えないのに1人が固定されてしまうのは残念。樹の弱点を突いてくる敵がいても出し続けなければいけないのも辛いところ。
グラフィック
8点
アニメムービーはこんなに綺麗なのは見たことないというぐらい美麗。それ以外のグラフィックは普通だがサイドストーリー含めたイベントの進行状況に合わせて街中のポスターなどが変わるのは良い。
BGM
10点
BGMも良いが本作の見どころ(聴きどころ?)は多くの歌。エイベックスの方が全面プロデュース、作曲から振り付けまで担当する気合の入れよう。
Encoreに際してボーカル曲、BGM含めた完全版サントラが発売。
キャラ
7点
悪くはないがシナリオで述べたやり取りの臭さが引っかかりキャラに対して感情移入があまりできなかった。FEを知らないのでミラージュたちもよく分からないし。
快適さ
5点
・移動が遅い
ダンジョン攻略で行ったり来たりすることが多いのでイライラする。
移植でダッシュを追加するべきだったのでは?
・全体的に微妙なUI
致命的な部分はないがちょっとずつイライラする(プルームパレスに直接飛べない、新宿・原宿以外ではXボタンでワールドマップを開けないなどなど)。
移動が遅いのも合わせてストレスがたまる。アトラスのゲームでなぜこうなったのか。
・アニメムービー
前述したように非常に美麗だが何故かここだけ音量が他よりも小さい。
評価まとめ
47点
戦闘が面白かったです。ただシナリオの臭さは気になる。芸能に焦点を当てる発想は良かっただけに惜しい。S~GでB評価。
クリア時間は42時間02分。
スキル稼ぎをしてた時間もあったのでボリュームはクリア時間ほど多くはない印象。
WiiUで発売した時からやりたかったゲームなのでSwitchに移植してくれてよかったです。次はゼノブレイド待ちだな。
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