2018年、平成最後の「今年の漢字」が発表され、

「災」となりました。

 

え?それ?

そうだよね、今年も色々なところで「炎上」したもんね。

 

なんて思わず考えました。

落ち着いて考えれば…字が違っているのです。

「炎」ではなく「災」です。

恥ずかしながら手軽で便利なネット社会にどっぷり浸っております。

 

どちらにしてもなかなかいいイメージの字ではないので、

ちょっとがっかりした感じを受けました。

実際、同じ考えの方もいらっしゃったようですよ。

 

・もうちょっと明るい字の方が良かったのではないか

・平成最後だから「平」とか「成」の方がしっくりくる

・もう「炎上」騒ぎは勘弁してほしい…

 

など様々なご意見があったようです。

 

 

日本全国、中国、台湾から、漢字一字とその理由を募集し、

最多応募のものを日本漢字能力検定協会が発表します。

 

「なんとなくイメージ」で決定されているわけではないので、

明るい字にしたくてもできないぐらい

多くの人が「災」と感じたのでしょう。

 

 

太平洋の島国である日本は、災害大国であるのは

世界中で知られています。

 

その中でも、特に今年は「大災害」と呼ばれるべき

災害が次々とありましたね。

 

・予想を超える大雪

・4月の島根県での地震

・6月の大阪府での地震

・7月の西日本豪雨

・災害級の猛暑

・度重なる勢力の強い台風

・9月の北海道での地震

 

被災した地域にまたすぐ追い打ちをかけるような

暑さだったり台風だったりするのも特徴的でした。

 

自分とは関係ない、なんて少しも思えない程

様々な災害が日本各地を直撃したと思います。

 

多くの大震災の経験や頻発した今年の災害で、

再度防災講習をスタートしたという団体も

多かったのではないでしょうか。

 

 

「災」に投票した方は天災だけをイメージした

わけではありません。

「人災」も非常に多く報道されました。

 

人がもたらす「災い」も印象強いものが

多かったということでしょう。

 

・スポーツ界でのパワハラ問題

→これは、流行語大賞にも多くノミネートされていましたね。

・官庁ぐるみの文書改ざん問題

・医大の不正入試問題

・コインチェック、仮想通貨流出問題

 

今でも全てが解決したわけではないものばかりです。

人が人に災いをもたらす、とても悲しい内容でした。

 

 

けれども、「今年の漢字」にはたくさんの意味が

こめられていることがほとんどです。

 

2005年は「愛」でした。

紀宮様のご成婚で湧き立ち、名古屋の「愛・地球博」で

盛り上がった反面、愛情を感じられない重大な少年犯罪も

起こりました。

 

2004年も「災」でした。

天災や人災が多発して、閉塞感あふれる一年だったのでしょう。

それでも、来年こそは「災い転じて福となす」という

祈りが込められていました。

 

 

漢字は奥深いですね。

普段漢字を書くことは減りましたが、読みや意味は

忘れないようにしておくべきことだと痛感しています。

 

また、世相を鑑みながら希望も忘れないように、

と一字を考え応募された方には頭が下がります。

 

来年は、今年の災いが「福」とできるように

「できることからできるときに」

精進していきたいと思います。

 

今年もお読みいただきましてありがとうございました。

来年はより一層お読みいただけるよう努力いたします。

 

 

 

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