2020年8月6日

野村祐輔、175試合先発連続登板の日本人タイ記録で、先発らしさ満開。


8月5日、ヤクルト戦(神宮球場)第2戦。1対4で、カープ3連勝。

カープの先発は野村祐輔。初回に23球費やし、今日は長いイニング大丈夫?と案じていたがなんのその、7回120球1失点と、前回に続き好投。打たせて取るピッチングが真骨頂の野村、この日は三振も6つと魅せてくれた。

この日、野村は、デビューしてから175試合目の登板。

先発連続登板の最長記録はミンチー(1998~2004年、ロッテ)の187試合だそうですが、175試合は、涌井秀章(西武、2005~2012年)と並ぶ日本人としては最長のタイ記録とのこと。(「日刊スポーツ」)

この日も先発としての仕事を存分に果たした野村。それにふさわしい記録。

そう言えば、野村のリリーフ、見たことない。今ではカープ先発の筆頭・大瀬良大地ですら、一時期、リリーフ転向という経験を積んだこともあった。

野村の場合、裏を返せば、リリーフ向きでない、球が遅い、ということなのかもしれないが、ここ3試合の仕事ぶりを見ていると、先発らしさ満開で、ファンとしては嬉しいばかり。


一方、この日の打線は、菊池涼介が2番から7番へ。

8月4日の第1戦、ワンアウト1塁2塁のチャンスで菊池涼介に代打を送ったことは、今のカープにとってエポックメイキングだったんじゃないかと大げさに思うくらい、動かなかった岩がやっと少し動いた感覚があった。

守備では好プレーで失点を防ぎ、得点に値する仕事を見せてくれている菊池。カープにとって大きな存在。

でも打撃不調の今、2番は菊池の場所ではないのでは? ここでも重かった岩がじりじりと動き出した感触。

2番には堂林翔太。堂林が2番? とも思いましたが、初回にヒットを放ち先制点の口火を切る(7回にはソロホームランで追加点をもたらす)。

だが、1点を先制したあと、2アウト満塁で7番の菊池に打席が。もう一押ししたかったところ、ゴロに終わり、どこにいても菊池は菊池であった。そんなときもあります。そんなことが多いですが。


5回には長野久義のタイムリー、9回にはマスクをかぶっての存在感がこのところ薄かった會澤翼が代打でソロホームラン。ともに存在感を見せます。

7回でマウンドを降りた野村の後を受けたのは、一岡竜司。ところが、いきなり2者連続ヒットで、不穏な空気。

「ここで代えてー」と心の中で叫んだら、ほんとうに佐々岡監督は塹江敦哉にすぐ代えた。ここでも何かが(ってベンチですが)動き出している?

塹江は、青木宣親 を打ち取ったあと、村上宗隆にフォアを出し、あー、満塁。ここで駆けよる田中広輔と菊池涼介。「俺たちが守るからまかせろ。思い切って投げろ」って言ってくれたのかな。

山崎晃大朗を三振に打ち取り、乗り切った。また一つ、塹江の自信になるといいな。

最後は連投のフランスアが締めくくってくれました。だからと言って、3連投はさせないでね(釘)。

やっと「1カード1勝2敗ペース」をやぶることができました。じわじわと手応えを感じる3連勝、今度こそジョンソンだ。


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