ジェネラスジンーインパクト大なボトル | お酒は楽しいー主にお酒や宮崎の美味しいもの、良い場所

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クラフトジンブームが継続中なのかは分からないが、国内のいたるところでジンが生み出されているのは個人的に嬉しい。

現代に生まれた特典、ネット注文で買うのもいいがふらっと旅行した先でご当地のジンを飲む。

そうした楽しみ方ができるようになってくるだろうか。

 

いや、とりあえずは旅行ではなくちょっとしたお店でジンが飲めればそれでいい。

平日の昼前、軽食をとろうとフラッと入ったカフェ。

トーストにサンドにパスタに、どれにしようかと迷いカウンターを眺める。

 

「!?」

 

見覚えのあるクリアーブルーの瓶が見える。

そう、ボンベイサファイアの青。その上位銘柄の『スターオブボンベイ』

 

 

「ダイニングバーならともかく、カフェにジンが、しかもスターオブボンベイか」

 

予期せぬジンとの出会いにテンション高まりつつよくよく眺めてみると、となりに見覚えのあるボトルがもう一本。

 

 

 

『ジェネラス ジン』 44度 4500円程度 フランス産

 

色使いはモノトーンだが逆に目を惹く。デザインもまたある意味でジンらしいがここまでやるのかと感心する。

見たことはあるが飲んだことがないジンの一つ。

値段もそこそこするので、あえて購入する理由がなかった。

最近はジンが増えすぎて、買うのも慎重になってしまう。

そんななかにあって、まさか飲んだことがないジンがカフェにあるとは……。

 

「ジェネラスジンの、ストレートをお願いできますか?」

 

メニューにないドリンクの注文は緊張する。

店員の対応力の違い、店の方針の違いがあるので応じてくれない店が悪いというわけではないが、(おそらく)カクテルベース用のスピリッツをストレートで頼むとたまに断られる。

値付けの問題、店のルールが絡むので仕方がないことだと思っている。

 

というふうなネガティブな記憶が思い出されるので、最悪ジントニックを頼むつもりでいたが……。

 

しばらくまってでてきたのは、きちんとしたBarで使うようなグラス。

メモリつきの水差し。そしてチェイサー。

店員さんがいうところの「水割り用です」ということらしい。

 

「チェイサーがきちんとくるだけでも嬉しいのに、水割り用の水差しがでてくるとは!」

 

侮ったわけではない。

しかしBar並、あるいはそれ以上の提供のあり方に私は面食らった。

その店員さんに少し話を伺ったが、ジンがお好きなよう。

スターオブボンベイといい、ボトルが目を引くのでそういう狙いなのか?と最初は思ったが普通にジンの経験値が高い店員さんだった。

 

と、話が長くなった。

肝心の味は……。

 

一口目、「うまい」とは感じなかった。

しかしフローラル系な香りとジンらしい苦味、それらのまとまりがある。

ゆっくりと味わっているうちに良さがだんだんと分かってきた。

 

途中水割りにしてみたが、確かに味がよく分かるようになり、度数が下がることで飲みやすくなった。

こういうのもあるんだなあ、と勉強させてもらった。

 

最終的な感想としては、フローラル系が好きな人にはいいんじゃないかな、というジン。

ずば抜けた個性を持っているタイプではなく、ある方向性を高い水準でまとめているという印象。

飲んだ際の雑味や物足りなさを感じられないのは、さすがは4000円超えてくるジン。

 

じゃあ買うか?

 

と問われればかなり難しい。

買ってもいいけど他の選択肢もあるなかでコレを選ぶには、ジンが好き!というよりは○○系統のジンが好き!と一歩踏み込んだ飲み手がチョイスするような銘柄だと思う。

 

一~二年前だったら買ったと思う。

今現在はその価格帯に新しいジンがひしめき合ってるので、一通り試し飲みして購入してみたい。

 

 

 


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