さて、魔王モードで3連勝。
迎えた次の半荘
起親で、配牌を開くと・・・・
「いらっしゃいませぇ~!」
「なんだよ、おまえらぁ。」
キャバクラで、美女4人に囲まれて
相好が崩れてしまったオッサン
さながらの表情をしていただろう。
何度、口元を引き締めても
自然に緩んでしまう。
12巡目、時間はかかったが
以下の手牌でリーチ。
リーチなど必要ないが
美女に囲まれれば
いいところを見せたくなるのが
男の性というものだ。
ところが、このゴージャスな私の宴を
じゃまするかのごとく
下家のGODが、上家に差し込み。
「もう、全部集めたのにぃ~」
私は、ぼやいたが
東2局、北家
配牌を取ると・・・
「いらっしゃいませぇ~!」
モテ期という言葉があるが
こんなにモテたのは初めてだ。
面子は、足りているので
必要のないだが
「これは、ひょっとして・・・」
次巡
「こんばんわぁ~!」
これは一体、何だろう?
完全に、小悪魔たちに
惚れられてしまっている。
「なんだよ、おまえらぁ。」
またしても、口元が緩んできた。
その後、を引き込んで
上家が捨てたを一鳴き。
この鳴きが悪かった。
その後、クソヅモの連続で
このイーシャンテンから
いっこうに進まない。
モタモタしているうちに
またしても、下家の親のGODがリーチ
小悪魔たちを全部集めた私に
怖いものは、何もないわけだが・・・
結局、聴牌もしないまま
GODがツモアガリ。
もちろん、リーツモのみだ。
「また、全部集めたのにぃ~」
私は、ぼやいたが
モテモテの私に
やきもちを焼いたGODは
連続で、私の宴をじゃましたわけだ。
そして、不甲斐ない私に
愛想を尽かした小悪魔たちは
2度と、私の前に姿を見せなくなったのだ。