「ピンポン」の中国、「野球」の日本 | あなたの知らない中国〜仰天中国

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中国と20年近く関わり続ける中国好きな筆者が、独自の視点で中国・中国人を紹介するブログ。日本と中国の身近な違いを考えることが好き。二児の父、妻は中国人。浙江省・義烏市在住。

 

こんにちは!

kammyです。

 

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ちょっと思いつきベースで書いてみたいと思います。

 

中国は「卓球(ピンポン)」

日本は「野球」

 

という話です。

 

どういうことかというと、物事に対する考え方や方法、やり方が日本と中国ではかなり違います。

 

その違いが、「野球」と「ピンポン」というイメージで説明できるかもしれない、という試論です。

 

今回は具体例を書いていないので、中国をまったく知らない人にとっては読みすすめづらいかもしれない点、ご了承ください(笑)

 

さて、中国では、現状にあわせて臨機応変に対応することが多いです。

 

目の前にやってきた「問題」や「出来事」に対して、その場でパパッと素早く対応していきます。

 

言い方をかえれば、「行き当たりばったり」と言えることもあるし、「その場しのぎ」に思えることもあります。

 

また、「いま目の前にあること」への対応を優先する傾向があるので、「計画性がない」ように見えたりします(実際そうだったりもするのですが)

 

その裏返しとして、何に取り組むにしても「とりあえずやってみる」精神を重視する傾向が、日本人よりも強い。それから後のことは、「やりながら考える」ことになります。

 

その代わり、「変化」や「急な展開・問題」にはめっぽう強いという特徴があります。

 

抽象的に書きつづりましたが、こうした「中国的な特徴」が、全体的なイメージとして「ピンポン」を連想させるのです。

 

漢字の「卓球」というより、片仮名の「ピンポン」のほうがしっくりくる感じです。

 

目の前にきたボールに対してさっと反応して、ぱっと返す。「ピン」と来たものに対して「ポン」と返す。

 

「ピンポン」という音の響きには、「今ここ」に常に焦点があって、さらにスピード感を重視するフィーリングが凝縮されているような気がします。ピン!ポンッ!

 

もちろん、競技としての「卓球」の場合には、さまざまな戦略があって、「その場対応」が重視されているというわけではないと思います。

 

ただ、素人目線でのイメージとしての「ピンポン」が、「目の前に来た球をただ打ち返す」という、中国人の対応に似ている感じがするのです。

 

これを野球=日本人を比べると、違いがより鮮明になります。

 

野球は、「計画性」や「事前に考えること」がより重視されるゲームのように思います。

 

より戦略的といってもいいかもしれません。

 

まず競技が始まる前に、守備位置や打順を決めなくてはいけません。

 

ピッチャーやキャッチャー、外野手、それぞれの役割は違うので、選手の特性にあわせた配置が必要になります。打順も同じように、適性にあわせた順番を考えなくてはなりません。

 

もちろんすべて適当でもゲームとしては成り立つのですが、「野球」自体が求めるルールとして、事前に決めたり考えたりすることが多いのです。

 

さらにいざ試合が始まると、「ピンポン」のように「とりあえず目の前のボールを打つ」ことだけではゲームが進んでいきません。

 

ピッチャーはボールを投げる、バッターは打ったら走る、外野手はボールをとったら塁に投げる。

 

それぞれのポジションに応じて「最適な行動」が違うし、事前の準備もそれなりに求められます。

 

そしてその「予定通り」に進めば、うまく勝利を手にすることができるのです。

 

こうした野球の特徴は、日本人の特徴をそのまま言い表しているようにも思えます。

 

・臨機応変さよりも計画性をより重視

・事前の準備や根回しが重要

・その場対応は、事前の準備不足というマイナスにとられることが多い

・変化や急な展開に弱い

・「やる前によく考えて」「予定通りに進める」ことが大事

 

日本では野球の人気が高く、中国では卓球が盛ん。

 

このことはそのスポーツが求める精神性とその国の国民性とのあいだの「親和度」とも関係しているのかもしれません。

 

また、「中国=ピンポン、日本=野球」というメタファーは、比較して初めて意味を持ってくる例えだと思います。

 

「中国はピンポン」とだけ言われてもよく分からない。対象物としての「日本は野球」があって初めてその特徴が浮かび上がって見えてきます。

 

だから具体例を交えて、もう少しイメージしやすく伝えられたら個人的にはかなり面白い話だと思うのですが、どうでしょうか?

 

今回はとりあえず思いつきを残しておくためにも書き残しておきました。

 

 

 

例によって本文とはまったく関係ありません(笑)

地元のスーパーにて。

「和諧号」と書いてありますが、その形状はあきらかに日本の新幹線(700系)です(笑)

同じようなお菓子というかお菓子付おもちゃが日本でも販売されているのですが、

それと同じ型を使って作っているのでしょうか。

そうでも考えない限り、わざわざ日本の新幹線のデザインをここで使う理由が分かりません(笑)

 

 

 

@浙江省義烏

 

 

 

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