写真は、裸のおじさんを撮ったわけではなく、中央の街路樹についているミラーを撮ったものです。
少し見えにくいですが、街路樹の幹の部分にミラーが直接取り付けられています。
街路樹にミラー。ガイロジュニミラー。
この場所の奥も手前も、両方とも取り壊しの対象となっています。だから私有地に取り付けられたミラーではなく、おそらくお役所仕事としてつけられたもの。
この付け方って少し変ですよね?
街路樹に直接ミラーって付けちゃうものでしたっけ?
話が少し逸れるのですが、「ささいな違和感」を覚えたときに、こうしてスマホで写真を撮るようにしています。
その「違和感」は、明らかにその場で気付くときもあるし、後になって気付くこともあります。
前者の違和感は、見た瞬間に「これは変だ、絶対に日本にはない!」と確信できるもの。
後者の「後になって気付く違和感」というのは、それを見た瞬間にはかすかな感覚しか覚えないのですが、後になって思い返してみると「やっぱり妙だ」と思えるようなものです。
その瞬間には何も感じないため、後になって思い出したときに「あー、写真でも撮っておけばよかった!」と軽く後悔することはよくあります。
で、割合的には後者が意外と多いのです。
「なんとなく」心にひっかかるのだけれど、その瞬間にはその理由までは分からない。一応写真には撮っておく。
それで、後で何かを考えているときにふと思い出したりして、「あー、やっぱり中国的だ」と確信する。
この街路樹にミラーは、その後者のひとつ。
写真を撮ったときは、なぜ違和感があるのかはよく分かりませんでした。でも、何かがひっかかった。
それでなんとなく写真に撮っておいたのですが、ふと「やっぱりあれは中国的だったかもしれない」と思い出したのです。
街路樹に直接取り付ければ、道路に設置する鉄の棒はいらないわけで、とても実用的です。
幸い、葉っぱも視界を遮っていないようなので、支障なく機能を果たしていそうです。
でも、日本だったら街路樹に直接ミラーは付けない、少なくともお役所の仕事としてはありえないこととして見られるだろうと感じたのです。
日本で街路樹にミラーが付いていたらかなり違和感があると思うのですが、どうでしょうか?
ただ、中国ではそれほど違和感がないような気がします。
街路樹にミラーがついていたからって、われわれ日常の生活にはなんの支障や変化もありません。
妻(中国人)には、「で?それの何が面白いの?」と言われるに決まっています。
ただ、この「おそらく日本にはないと思える風景」のなかに、中国人の考え方を解くヒントがあるような気がします。
とはいうものの、それは後から考え出された言い訳に過ぎないのかもしれず、ようは単純に、変わったかたちの石を見つけて喜んでいる子供と同じで、妙なものを見つけてただ喜んでいるだけなのかもしれません。
@浙江省義烏
*なおこの記事は徒然写真からの転載です。
読者登録していただくと更新通知が届きます♪
*************************************
◆中国人と日本人の違い(連載)◆
第1回:お皿の片付け方からみる日中の違い
第3回:なぜ中国人は手段を選ばないのか
◆動画もあるオススメ記事◆
◆くだらないネタのオススメ記事◆
◆少し真面目なオススメ記事◆
*************************************
筆者へのお問い合わせはこちらから
ランキングに参加しています!
ぽちっとクリック応援お願いします!m(_ _)m
↑上のバナーをクリックすると、
他の素敵な中国情報のブログを見ることができます!