はい、どーも!井上です!

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

今日は、怒りの感情の扱い方についてお話します!

 

結構、今までリクエストも多かった内容になります。

 

 

 

・すぐに怒ってしまう…

 

・怒って、誰かにあたってしまう…

 

 

などの悩みを持たれている方が多いみたいです。

 

 

しかも、最近では世間でも怒りの扱い方は話題になっていますよね。

 

例えばアンガーマネジメントなんて言葉も流行していますよね。

 

 

では、さっそく扱いかたの2ステップを見ていきましょう。

 

 

 

最初に 大前提 からお話します。

 

 

怒りの感情はあってもよい!

 

 

まずはそこを認めるところから始まります。

 

 

 

そもそも、怒りってのは自然な感情です。

 

自然に湧き上がった怒りに対して、フタをしようとするから余計にイライラしたりします。

 

 

なんでも我慢しようとすると、健康によくありません。

 

様々な研究で、怒りを抑えて我慢することで、高血圧や心筋梗塞などのリスクがグッと増加すると言われています。

 

交感神経が活発に活動するからなんでしょうね。

 

 

 

さらに怒りの扱い方が分かっても、表現方法を間違えると台無しになります。

 

結局、怒りに任せて他人に対して攻撃的になってもダメです。

 

 

 

なので、怒りを一時的にでもクールダウンさせる必要があります。

 

このクールダウンの方法はマインドフルネスにも通じるモノがあります。

 

私の得意とする部分でもあるので、また別の記事で具体的に述べていこうと思います。

 

ただし、あくまでも応急処置であることを分かっておいてください。

 

 

 

 

では、怒りの感情をどのように扱っていくか。

 

 

怒りとは、あなたの大切なモノが傷つけられている時に起こるのです。

 

その大切なモノを守らなきゃと防御する反応と考えるべきです。

 

 

ちょっと分かりにくいので、具体的にみていきましょう。

 

==========

 

Aさんは自分に任され大きな仕事で、毎晩遅くまで仕事していました。

 

1か月以上の期間、かなりの労力を使ってまとめ上げて企画書を作成しました。

 

そして、この企画書のチェックを上司にお願いしました。

 

もちろん本人としては90点くらいのデキと確信していました。

 

しかし結果は「30点だね。この1か月何してたの?」との返事が…。

 

さらに人の気持ちも知らずに、細かくネチネチとダメ出しが続きました。

 

==========

 

 

みなさんはどうですか?

 

もちろん、ショックな気持ちもあるでしょうが、怒りも生まれるでしょう。

 

 

さて、この怒りの気持ちの裏側にはどんな大切なモノがあったのでしょうか。

 

・Aさんが大切にした仕事

 

・Aさんの時間

 

・企画書が通ること

 

 

 

さらに、怒りは「理不尽さ」に対しても生まれてきます。

 

今回の例では、会社という集団で生活するうえで、守られるべき秩序やルールが崩れた時に理不尽さを感じます。

 

上司としてのあるべき姿とはかけ離れていますからね。

 

 

さて、これが最初のステップです!

 

このように怒りが湧いた時は、自分にとってどんな大切なモノが傷つけられているか確認してください。

 

 

 

そして、次なるステップに進みましょう。

 

2ndステップは大切なモノを守るために、どのような行動をすべきか考えることです。

 

 

別に1個ではないでしょう。何個あってもいいです。

 

現実的に出来そうなことをリストアップするような感じです。

 

 

先程の例ならば、以下のような具合です。

 

・最初から方針を合わせて、共有しておく

 

・無駄な時間を作らないために、3割くらい出来た段階でチェックしてもらう

 

・指示が曖昧なら具体的に聞く

 

などでしょうか。

 

 

 

 

では、今日のまとめです。

 

 

大前提として、怒りの感情はあっても良いです。

 

さらに、そこを無理やりフタをしないでください。

 

 

怒りの感情が生まれた時、扱い方の2ステップを解説しましたね。

 

1ステップ:傷つけられた大切なモノを見つける

 

2ステップ:大切なモノを守る行動を考える

 

 

そして表現方法を間違わないでください。

 

1回の間違いで、人間関係が壊れてしまうことがあります。

 

いきなり、最初から出来ないかもしれませんが、イライラや怒りが生まれた時に、このステップに準じて、是非とも行動してみてください。

 

 

絶対に、あなたにとってプラスになります。

 

 

では、今日はこのへんで!

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

(精神医学や産業医学などの内容を楽しくツイートしています。)

 

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