はい、どーも!井上です!

 

 

 

関西を中心に精神科医かつ産業医しています!

 

 

 

ラフな人生をめざしていきましょう(^^)

 

 

 

 

発達障害の特徴で物忘れがあります。

 

 

 

 

 

物忘れと言うよりも、記憶するのが苦手です。

 

 

 

 

 

例えば、以前に「ここは注意して作業してね」と指導を貰っても

 

 

少し時間がたつと、忘れてて同じミスをしてしまいます。

 

 

 

 

 

簡単に言うと、発達障害の人は、記憶の置き場所が狭いのです。

 

 

 

なので、すぐに記憶でいっぱいになってしまいます。

 

 

 

 

 

少し専門的に表現すると、ワーキングメモリーの領域が狭いのです。

 

 

 

 

 

もちろん、この記憶力を高める特効薬などはなく、

 

 

本人の工夫や周囲の工夫によって乗り越えていく必要があります。

 

 

 

 

 

その中でも、今回は会社の上司が出来る工夫などを中心にお話させていただきます。

 

 

 

 

 

 

発達障害の人には、情報のインプットの仕方に特徴があります。

 

 

 

 

必ず2つに分けられる訳ではありませんが、

 

 

・視覚優位

 

 

・聴覚優位

 

 

に分けて考えると分かりやすいです。

 

 

 

 

この2つは、簡単に説明します。

 

 

 

 

視覚優位の特徴ならば、目で見た情報ならば、頭に入りやすい。

 

 

 

聴覚優位の特徴ならば、耳から聞いた情報ならば、頭に入りやすい

 

 

 

 

どちらのタイプかは、本人に聞いてみるのが一番ですね。

 

 

 

 

本人は自分のタイプを自覚していることが多いです。

 

 

 

 

 

 

では、視覚優位の人を対象にどのような工夫をするのか。

 

 

 

 

まず大前提として、口頭での指示はやめましょう。

 

 

 

視覚的な情報が無いので、口頭だけで伝えても、なかなか覚えられません。

 

 

 

 

指示や注意をするときは、視覚的に分かりやすく指示をいれましょう。

 

 

 

 

そのため、社内のメールやチャット機能などを利用しましょう。

 

 

 

もしそのような機能がない時は、箇条書きやメモ書きを利用しましょう。

 

 

 

 

口頭で説明する時であっても、

 

 

ポイントなどをまとめて図示するなど

 

 

頭に入りやすい工夫がいいですね。

 

 

 

 

 

 

 

次に、聴覚優位の人を対象にどのような工夫をするのか。

 

 

 

 

こちらは視覚優位の人と比較したら、多くの工夫が必要です。

 

 

 

 

本人に何かを説明する時も、文章が大量に書かれた資料やメールを送ってもダメです。

 

 

 

説明のために、複雑な図解や表を使っても頭に入りません。

 

 

 

なので、手短にコンパクトにまとめて伝えるのは必要です。

 

 

 

できるだけ聴覚を刺激して、記憶に残るようにする工夫もあります。

 

 

 

 

 

例えば、文章の読み上げソフトを利用したり、

 

 

 

上司が説明したいことを簡潔にレコーダーに録音して本人に渡す方法もあります。

 

 

 

 

 

 

では、今日のおさらいです。

 

 

 

 

発達障害の人は、もちろん自分なりに工夫をされています。

 

 

 

 

ただ、それだけでは全てが解決するわけではないので、

 

 

周囲も工夫する必要があります。

 

 

 

 

 

そのために、まずは視覚優位なのか聴覚優位なのか把握してみましょう。

 

 

 

 

 

そして、本人と話あってどのような工夫が必要か進めていきましょう。

 

 

 

 

最後になりますが、どちらが優位であっても注意することがあります。

 

 

 

 

それは、指示や注意などの全てを

 

 

 

1回で伝えようとするのは止めておきましょう。

 

 

 

 

 

 

話をこまめに分けて、その都度、

 

 

 

本人が理解出来ていることを立ち止まりながら確認していきましょう。

 

 

 

 

 

では、今日はこのへんで!

 

 

 

See You Next Time Bye-Bye!!

 

 

 

 

(精神医学や産業医学などの内容を楽しくツイートしています。)

 

 

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