はい、どーも！井上です！
関西を中心に精神科医かつ産業医しています！
ラフな人生をめざしていきましょう(^^）
少し前になるのですが
インスタライブの質問BOXに
時間の関係で、答えられなかったのですが
『衣・食・住の次に何を求めますか？』
という、質問を頂きました。
今回は、この質問の答えから
色々と掘り下げていこうかなと思います。
この答えは、人によって異なるでしょうが
私の答えとして
”人とのつながり” だと考えています。
ただし、”人のつながり”と一言でいっても
誰でもよいわけでもないので
今日は、そのあたりを少し深堀りしたいと思います。
そもそも、現代社会の流れとして
まだまだだとしても…
性別、性的な指向性（LGBTQ）や人種などに関わらず
それがマイノリティであっても
受け入れることが大切である考え方が
指示されるようになってきましたね。
つまり、人間には違いはあっても
みんなが平等であることを
改めて体感する時代になってきました。
しかしながら
人間というのは、心のどこかで
自分のアイデンティティを確立するために
人との違いや差を求める一面があります。
平等性を大切にするけれど
他人とは違っていたいという
矛盾した側面をもっているのです。
実は、精神医学では
この矛盾した自分自身を
どこまで受け入れたられるかによって
心の成熟度を見極めたりします。
つまり、精神的に成熟した人とは
自分という人間が
社会の中の one of them であるという平等性と
only one であるアイデンティティの確立という
矛盾性をバランスよく受け入れられる人なのです。
しかし、みなさんの周りを見た時に
どうでしょうか。
one of themの平等性の意識が強すぎて
自分軸や主体性がなく
人の機嫌ばかりを伺って
最終的には、自分がヘトヘトに疲れる人。
逆に、only oneの意識が強すぎて
他人の気持ちを全く考えずに
傍若無人に振舞って、トラブルを起こす人。
このような人たちが、たくさんいるのは
肌感で分かるのではないでしょうか。
つまり、これだけネットが発達して
簡単に人と繋がれる時代になったにも関わらず
他者との関わりが
とても難しい時代に突入しているのです。
すると、もっともっと
他者とのつながりを避けて
希薄になってしまいますよね。
たとえば、同じマンションの隣人のことを
ほとんど知らない人もたくさんいます。
相手の名前どころか、1人暮らしなのかすら
知らない人だっています。
つまり、現代社会で生きていくうえで
私たちは、他人の受け入れる必要性を頭で理解しても
まだまだ
心では、他者との深くリアルで関わることを
避けている段階なのです。
しかし、これが、頭だけでなく
いつか、心が追いついて
他者と深くリアルで付き合うことができたら
もっと生きやすくなるはずです。
たとえば、マンションの隣人とも
それなりの”つながり”があれば
もしも、隣人の騒音問題に悩まされても
こちらのイライラ度合すら変わってくるでしょう。
また、注意の仕方までも
変わってくるのではないかと思います。
とは、言うものの
誰とでもつながろうとすれば
依存や、SNS疲れやのような状態になるので
注意してください。
何よりも、自分の心が
健全でいられる人とのつながりを
大切すればよいのです。
もし、そのような人が
今見つからないのであれば
まず、最初のスクリーニングとして
対人関係としての礼儀やマナーが出来る人との
つながりを優先してみてください。
きっと、”大切にしてもらえてる”という
感覚をうけることができますよ。
そしたら、次は
あなたにとって大切な人に
そのように感じてもらえるように振舞ってください。
すると、自分の周りに
素敵な循環が出来てきますので
自分が生きやすくなっていきますよ。
では、今日はこのへんで！
See You Next Time Bye－Bye!!
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