真夏の名古屋城です。
このうち西北隅櫓(清須櫓)と東南隅櫓は近年は毎年のように公開されており、このブログでもとりあげたことがありますが、西南隅櫓が公開されることは非常に珍しく(28年ぶり?)、私も今回初めて中にはいりました。
西南隅櫓はその名のとおり、名古屋城の本丸南西隅に位置し、天守とほぼ同時期の慶長17(1612)年ごろに建てられたとみられています。
東西12m、南北13.5m、高さ13mと並みの城ならば天守としてもおかしくない規模です。外観は一重目に屋根がないため、二重櫓に見えますが、内部は3階となっています。
東西12m、南北13.5m、高さ13mと並みの城ならば天守と
中に入ると揃いのTシャツを着たスタッフが大勢出迎えてくれます。2階から3階に上がるときになぜかスリッパからスリッパに履き替えてくださいといわれたので、?と思っているとスリッパの数で3階に上る人数を制限しているそうです。なるほど。
で3階北面からの眺めがこちら。
どうです。
小天守の向こうに大天守、このアングルからみる天守は貴重です。
これだけでも今回は大満足です。
小天守の向こうに大天守、このアングルからみる天守は貴重です。
これだけでも今回は大満足です。
二階部分の石落とし。南側と西側に設けられています。
菊花紋の瓦
実はこの櫓は焼失はしていないとはいえ、明治期の濃尾地震や大正になってからの暴風雨により石垣とともに一度崩壊しています。
当時の本丸、西の丸などは皇室の名古屋離宮となっており、管理者である宮内省によって修理復旧されたため菊の瓦が使われています。
実はこの櫓は焼失はしていないとはいえ、
当時の本丸、西の丸などは皇室の名古屋離宮となっており、
次回は完成なった本丸御殿をご紹介します。