Arai Koh's Shogi Life

将棋ライター・アライコウのブログです。将棋について書いていきます。

拙著『将棋番組が10倍楽しくなる本』は将棋文化検定のAコースでも少し役立ったようです

スポンサードリンク

araishogi.hatenablog.com

 今週の日曜日に将棋文化検定をAコースで受検しました。多忙だったこともありほとんど予習復習をしておらず、ぶっつけ本番という感じでしたので、2級合格もちょっと怪しいところです。

 拙著『将棋番組が10倍楽しくなる本』は将棋の知識を広く浅く知ってみようという内容なのですが、もうひとつ「将棋文化検定に役立つ本」という隠れたコンセプトがありました。実のところ出版社には、将棋連盟から「公式の解説本と誤解されないように」というお達しがあったそうで、タイトルにも本文にも「将棋文化検定」の語は一切用いていません。公式サイトやネットショップの内容紹介では使われちゃっていますが……。

 さて、今回の検定のAコースでは『将棋番組が10倍楽しくなる本』で取り上げた題材からも何問か出題されていたのです。当然ながら問題の持ち帰りが不可だったので、ちょっとうろ覚えの部分もありますが、だいたいこんな感じでした。※は拙著での項目名です。

Q. 入玉宣言法の条件のうち間違っているのは?(三択問題)
A. 宣言側の敵陣三段目以内の駒は玉を含めて10枚以上存在する(正しくは玉を除いて10枚以上
※Ⅰ-24 将棋にも引き分けがある?

Q. 最古の将棋駒が出土したのはどこの寺の旧境内?
A. 興福寺
※Ⅱ-1 将棋はいつ、どこで生まれたの?

Q. 豊島将之名人は実力制になってから何人目の名人?
A. 14人目
※Ⅱ-15 実力制名人はこれまでに何人生まれている?
 入稿当時は豊島名人ではありませんでしたが、第十三代の佐藤天彦九段まで一覧を掲載していました。

Q. 女流棋士の活躍が目立った2018年度、男性棋士と公式戦で指し分けたのは?
A. 伊藤沙恵
※Ⅱ-19 「女性棋士」はいつ生まれる?

 そんなわけで、もしかしたら来年以降の検定にも役立つかもしれません。しかし検定に関係なく、幅広い将棋ファン、観る将に読んでいただきたいなと思っています。ぜひいかがでしょうか。

将棋番組が10倍楽しくなる本

将棋番組が10倍楽しくなる本