【映画】「コンテイジョン」が新型コロナウィルス感染拡大を再現しすぎて怖い


新型コロナウィルスが世界で猛威を振るっています。もうなんとなく第一波は乗り越えた感がありますが、第二波、第三波が来ることを覚悟の上で、新しい生活様式を実施していかねばなりませんね。

そんな中で、ちょっと前に話題になっていた「コンテイジョン」を見てみました。(U-nextで見放題だったので)

コンテイジョン(吹替版)

コンテイジョン(吹替版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video


確かに、今の新型コロナウィルスとの戦いと酷似しているシーンが多いです。多すぎます。私なりにレビューしてみます。

(注意)私は、感染症対策の専門家ではないですし、新型コロナウィルスに関する最新情報を正確に把握できているわけではございません。あくまで、映画のレビューとしての感想です。


感染者確認初期の話

あらゆる場面で、いま世界で起きていること/起きたことに類似しています。

香港が発生源

ま、これはよくある設定ですが、感染系(ゾンビ映画以外)の映画では、なぜか中国やアジアが感染源になることが多いですね。

関連ルートは飛沫と接触

これも、新型コロナウィルスと同様ですね。ま、インフルエンザも同じなので、そもそもウィルスというのはそうゆうものなのでしょうね。

ウィルスの運び屋がコウモリ

これも新型コロナウィルスと同じですね。インフルエンザの際は、鳥だったのですが、コウモリというのは、ウィルスの世界では普通のことなのでしょうか。それとも、、、


感染拡大初期の話

感染症関係者の中で、感染が確認され始めてからの懸念事項や事象も、現在と酷使しています。

埋葬や葬式ができない

マッドデイモンが嘆いています。彼の妻はこのウィルスでなくなっておりますが、解剖もされたし、埋葬や葬式もできないと告げられ激高します。これは、コロナ禍の今でも、各所で起きていることでしょう。

体育館が緊急入院場所に

新型コロナウィルスのときも、中国の武漢では更地から大規模な収容施設を建設して驚きましたが、映画では大きな体育館がその場所となっています。

謎の特効薬のデマに踊らされる民衆

とあるジャーナリストが発信した、「これが効く」という噂に踊らされて、市民が暴動を起こします。この辺りは、現実世界では避けられましたが、お店の行列で並んでいる際、咳をした人に「口をふさげ!」とか文句言っているシーンは、まさにそのもの。


感染拡大後の話

ワクチン製造開始(131日後)

ニュースキャスター:

「ワクチンの製造が開始されましたが、一般の手に渡るのはまだ先となります。すでに死者は、2600万人を超えました」

現実よりは、はるかに早そうな設定ですね。

ワクチン配布先をどうやってきめる?(144日後)

どうやらランダムな数字を引いて、その数字の誕生日で決めるらしいです。この日は、〇月●日といったように。。。
これって、現実的にあり得るのでしょうか? 少なくとも日本ではなさそう。

会場アナウンス:
「列に並ぶ際は、それぞれ3m以上間隔をあけてください」

これは、今もそうですね、ただ、映画の中ではほとんどの人がノーマスクです。これは、マスクしていると俳優さんの顔見えないからかな。
ただ、この段階でも、シーンを見る限り、まだ外出制限がありそうな感じです。

ウィルス終息っぽい終わり方

ワクチンも市民にいきわたり、やっと日常を戻しましたー、という終わり方ですかね。


と思いきや。。。

ちょっとだけ衝撃の最後!

これは、ネタバレになるといけないので、詳しくは書きませんが、なかなか面白い終わり方でした。

総合的な感想

おろらく、新型コロナウィルスがなければ、一生見ないであろう映画だと思いました。序盤から、大きな見せ場もなく(感染して倒れる程度はあるが)、たんたんと物語が進んでいる感じでした。

かなり現実描写するタイプの映画なので、過剰な演出もないのが味と言えば味なのかもしれません。

ただ、感染症の恐怖を世間へ訴えるには、ちょっとパンチが弱かったと思います。

だって、現実の方がもっと怖いんだもん!


以上です


<参考記事>
demacassette2.hateblo.jp