卵子提供プログラムで重要視しなければならないのは遺伝についてです。
LA Babyでは、卵子ドナーはプログラム開始前は、
心理審査を行っています。
例えば、精神病は遺伝します。
躁鬱(そううつ)病の遺伝率は83%、
幻覚や妄想という症状が特徴的な統合失調症の遺伝率は82%
というデータがあり、
精神病の遺伝子は見つかってませんが、データとしては遺伝率は非常に高いです。
卵子提供プログラム開始前には、
私たちは、こうした現実を知っておく必要があります。
もちろん、遺伝で全ては決まりません。
躁うつ病の遺伝率は83%ということは、17%が環境です。
職場などの人間関係のストレスで、
躁うつ病になる可能性もあります。
統合失調症も、誰でも1%の確率で発症します。
100人に1人はかかる病気ですので、割合も高いです。
統合失調症になっても、完全に遺伝のせいには出来ません。
ただ、遺伝子がまったく同じ一卵性双生児で調べたところ
片方が統合失調症なら、
もう片方も統合失調症になる確率は82%です。
一卵性双生児は、いわばクローン人間です。
一卵性双生児の遺伝子や塩基配列が完全に同じです。
環境が全く同じ場所で育った一卵性双生児を比較したり、
環境が全く異なる場所で育った一卵性双生児を比較しながら、
遺伝率は計算されていきますのでかなり正確ですが、
調査対象によっては、データ数が少ない場合もあるのは注意が必要です。
統合失調症は、誰でも1%の確率で発症しますので、
例えば、卵子ドナーが統合失調症であっても、
遺伝によるものなのか、環境によるものなのかの判断も必要です。
そのためにも、スクリーニングが必要であり、親のことなども知っていく必要があります。
卵子提供プログラムでは、こうした遺伝のリスクを
最小限に防げるプログラムではあります。
遺伝子カウンセラーとも定期的に相談しながら、
卵子提供プログラムは進めていく必要はあります。
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