トラブルを引き起こす『新築届け』と『新住所』の意外な関係
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早速、新居に移るべくウキウキで転居届けを提出して住民票を要求したら
「そんな住所ありません」
と役所で言われ、撃沈しました。都市部では新築届けを提出しないと住所が存在しないらしいです。「住所が無い」って訳分からないですよね?皆様も同じ過ちを繰り返さない為にその仕組みについて簡単に整理しておきます。
地番と住居表示の違い
まず全体像を理解するには「地番」と「住居表示」について知る必要があります。
地番とは
土地を識別する為に振られた番号。
〇〇市〇〇9丁目9番地
みたいな感じでしょうか。簡単に言うと「土地の登記簿に書かれた住所」です。農村部のように住居表示が実施されていない地域ではそのまま地番が住所として利用できます。
住居表示とは
市街地では地番だと管理出来ない場合があるのでより細かな番号を振る事になります。
〇〇市〇〇9丁目9番9号室
マンションの何号室も住居表示の一部ですね。地番は普遍ですが、住居表示は建物に対して付番されます。つまり新居届けを出さないと建物が認識されず住居表示が存在しません。新築届けがの重要性が何となく分かってきたでしょうか?
新しい住居表示が必要な訳
では次に新住所について深く考えてみましょう。実は新住所って色々な機会に必要になるんですよね。
1番重要なのは登記簿の住所。それとローン、火災保険等の契約書の住所記載や、施主支給や家具を新調する場合などの配送先としても必要です。新築届けを早く出しておいて損は無いでしょう。
誰が新築届けを提出するの?
提出できる人は、建築主及び代理人と定義されているので誰でも良いです。
ハウスメーカーで家を建てる場合、ハウスメーカーが提出してくれるケースが多いそうですが、我が家は建築家+工務店で建てたので施主の提出となりました。結局、ギリギリまで建築家と意思疎通ができておらず冒頭での問題となりました。とりあえず、誰の責任で提出するのか?確認する事が必要でしょう。
いつ新築届けを出せば良いの?そのタイミング
新築届けは上棟が終了すれば提出する事が出来ます。
上棟後は大きなイベントもなく家の事が後回しになりやすいので、上棟とセットで届出してしまうのが良いでしょう。
新築届けの必要書類
新築届けに必要なものは、以下3点となります。
- 案内図(=Googleマップ等敷地が確認できるものでOK)
- 配置図
- 平面図
建築家とやりとりした設計図面に配置図と平面図は含まれているので、案内図相当のものを自分で用意しましょう。それ以外は特別に用意するものはありません。
住居決定通知書と住居表示プレート
新住所の発番は意外と早いです。僕は届出翌日に電話問い合わせして教えてもらいました。まあ、余裕を持って申請すれば翌日必要となる事も無いでしょうが(汗)1週間後には住居表示決定通知書と住居表示プレートが送られてきます。住居表示プレートはポストに貼り付けるので大事に保管しておきましょう。
まとめ
とりあえず皆さんにやってもらいたいのは1つだけです。
誰が新築届けを提出するのか?
僕みたいにならない様に、施工会社に確認する事をお勧めします。