これは私の持論なのですが、
塾を長い期間にわたってうまく運営するには、
「自塾をあまり良い塾だと思われないようにする」
のがポイントだと思います。
例えば、自分の塾の魅力が「10」である場合、
広告や宣伝で、「15」の塾であるかのように
装うことは簡単にできます。
普通の塾だったらそうするでしょう。
ただそうすると、入塾してくれる生徒は増えるかもしれませんが、
生徒や保護者の方の大半は、
入塾後にがっかりするはずです。
「15」の塾だと思っていたのに、
実際は「10」の塾だったわけですから。
それだったら努力して、
「10」の塾をなんとか「13」ぐらいの塾にし、
その上で「10」か、せいぜい「12」ぐらいの塾であるかのような
広告を出したほうが良いと思うのです。
そういうやり方だと、最初の入塾は少ないかもしれません。
ただ、それほど期待せずに入塾するわけですから、
入塾後にがっかりすることはほとんどないでしょう。
それどころか、予想外に良い塾だということになれば、
口コミにもつながるかもしれません。
長い目で見れば、そのほうが賢い選択だと思います。
当塾のチラシやホームページは、
はっきり言って地味です。
手作り感満載ですし、
「精鋭講師陣が指導します!」とか、
「情熱をもって指導します!」
というような景気の良い言葉がほとんどないのです。
あるのはほとんど「事実の羅列」です。
ただ、それはそういう方針に基づいて
作成しているからなのです。
まあ私のデザインセンスがないから、
というのも大きな理由の一つですが。