葛の花と大豆イソフラボンの効果の違い比較!選び方

葛の花と大豆イソフラボンの効果の違いを比較です。

女性ホルモン様作用で人気のイソフラボンも種類があると知って、違いと選び方をじっくりリサーチしました。

葛の花と大豆イソフラボンの効果の違い比較!何が違う?

徹底比較!

女性の悩みにおすすめと言われるイソフラボン

大豆に含まれていることから、納豆や豆乳といった大豆製品を積極的に摂っている方も多いでしょう。

森 水絵森 水絵

私も納豆や豆乳、豆腐をよく食べていますよ。

そんなイソフラボンは、大豆以外の植物にも含まれます。

イソフラボンには違いないので、女性の悩みに役立つ一方、どの植物に含まれているのかで変わる効果もあるようす。

全てのイソフラボンが同じ効果しか持っていないわけではないんです。

ゆえにサプリなど見た目にわからない加工がされている場合は、どこから採ったイソフラボンなのかを事前に確認しましょう。

今回はイソフラボンが多い植物の中でも、サプリなどで採用されることの多い葛の花をチェック、大豆イソフラボンと比較し、効果の違いなどを探ってみました。

葛の花イソフラボンの成分が何がメインで特徴?

全成分

葛の花イソフラボンは、痩身に関わる効果と持っているのが特徴です。

お腹に溜まった脂肪を減らすサポートをすることが可能で、ダイエットサプリなどに含まれています。

また体重の減少だけでなく、BMI値や体型(主にウエスト周径)の変化にも期待の声が見られました。

葛の花イソフラボンは、イソフラボンの中でもテクトリゲニン類の成分。

私たちが普段生活する中で使われる基礎代謝をアップしやすくするという効果を持っており、それが脂肪を燃焼させて痩身に繋がる仕組みです。

加えて新たに摂取した糖や脂が、中性脂肪に変わってしまうのを防ぐことも可能。

現在ある脂肪の燃焼に加え、新たに脂肪を増やすことへの予防にも役立ちます。

ちなみに葛の花イソフラボンは、サプリなどの健康食品で1日あたり35mgの摂取を目安としています。

森 水絵森 水絵

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大豆イソフラボンの成分は何がメインで特徴?

一方大豆イソフラボンは、女性ホルモンの1つであるエストロゲンに近い効果を持っているのが特徴。

植物性エストロゲンや、エストロゲン様物質などと呼ばれることもあります。

エストロゲンは女性らしい体つきや、生理周期のサポートなどに関わっており、バストアップや生理周期の乱れ対策を行いたい人におすすめです。

またエストロゲンは年齢、特に閉経に近づくにつれて激減する傾向にあるため、大豆イソフラボンを得ることで更年期の悩み解消にも役立ちます。

コレステロールや骨、自律神経の悩みにも役立つことから、女性だけでなく男性にも便利な成分です。

ちなみに大豆イソフラボンは、消化・吸収にあたってアグリコン体と呼ばれる成分に変化します。

大豆イソフラボン自体は配糖体に属しますが、人の体内に取り入れられる際、糖が分離されて非配糖体のアグリコンに変わり、効果を発揮します。

1日の摂取目安は成人でおよそ75mg。

食事である程度得ていることを前提とする健康食品の利用に関しては、1日あたり30mgの摂取を目安としています。

葛の花イソフラボンのメリットとデメリット対策

メリットデメリット

葛の花イソフラボンは、大豆イソフラボンと異なり、植物性エストロゲンとしての側面はあまりありません。

0ではありませんが大豆イソフラボンに比べて強くはないので、過剰摂取でホルモンバランスが乱れる悩みがないのはメリットでしょう。

反面大豆製品に比べると、葛の花や葛の花を使った食品は得にくいため、サプリで摂取する方法に限られているのがデメリット。

また主な効果である脂肪燃焼は、あくまでサポートの範囲です。

積極的なダイエットを考えるなら食事制限で摂取カロリーを抑えたり、運動で消費カロリーを高めるなどの工夫は必要です。

加えて効果は即効ではありません。

サプリ全般に言えることですが、変化が出るまでの期間は個人差があり、平均して3か月は継続が求められます。

仮に、1日の摂取量を増やせば脂肪の燃焼も加速するということもありません。

サプリなどでは臨床試験として、目安量の2~3倍で飲み続けてもらったなどの報告も聞きますが、特別な変化はないようす。

3倍以下という条件付きとはいえ、過剰摂取で体調不良はない代わりに、劇的なダイエットもあり得ないということです。

大豆イソフラボンのメリットとデメリット対策

メリットデメリット

大豆イソフラボンのメリットは、誰でも手軽に得られることでしょう。

加工食品からもイソフラボンは得られるため、大豆そのものが苦手な方でも、豆乳や納豆、豆腐など様々な大豆製品で補うことができます。

多くが1食分で目安量の大半を得られるのも魅力。

納豆なら1パックで65mg、豆腐なら半丁で55mgほどの大豆イソフラボンを摂取できます。

もちろん大豆そのままの方がイソフラボンの含有量も高いですが、好みの食品で続けることで無理ない悩みケアが可能です。

大豆イソフラボンのデメリットは過剰摂取による副作用でしょうか。

基本的に大豆イソフラボンは、必要以上に摂った場合は体外に排泄されます。

だからと言って、毎日たくさん摂って常に目安量を満たすという考え方もおすすめしません。

女性の悩みに役立つ大豆イソフラボンは、反対に過剰摂取でその悩みをより加速・重くさせる可能性が高いです。

また大豆食品として大豆イソフラボンを得た場合、下痢などお腹のトラブルが起こりやすくなったり、食べすぎゆえに太るといったデメリットもあります。

毎日の目安量をしっかり守る、目安量の把握がしにくいようならサプリを取り入れるなど、適量で続けて対策しましょう。

森 水絵森 水絵

豆乳なら1日200cc以下にしましょう。
飲みすぎ注意です。

葛の花イソフラボンが向く人と向かない人

葛の花イソフラボンはダイエットに役立ちますが、上でも触れたように即効性を求めることはできません。

ゆえに明日着たいドレスの為に痩せたいとか、数日で減量したいという方には当然ですが不向きです。

無論、葛の花イソフラボン自体はダイエットのサポート程度ですから、食事制限や運動をハードなものにすれば、即日でのダイエットも不可能ではないかもしれません。

そう考えると、葛の花イソフラボンだけで何とかしようと思っている人にも向かないと言えるでしょう。

反対に、時間をかけてゆっくり体重を減らしたい、毎日しっかり続けられるという人なら、葛の花イソフラボンの効果も活かしやすいです。

森 水絵森 水絵

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また妊娠中・授乳中の方や、乳幼児など小さなお子さんにも、葛の花イソフラボンは向きません。

葛の花イソフラボンにも、微量ですが女性ホルモン様物質は含まれているため、該当者が得ることによって悪影響がでる可能性があります。

確実に出るとは限らないので、どうしても続けたい場合はかかりつけ医に相談するのも手。

もちろんかかりつけ医の許可が出なければ、出産・卒乳を終えるか、お子さんの場合は成長しきるまで待ちましょう。

普段の食事で得てしまう程度なら問題ないでしょうが、葛の花の場合はサプリなど健康食品から得ることが多いので、必然的に利用しなくなるケースが多いです。

大豆イソフラボンが向く人と向かない人

何?

一方大豆イソフラボンは、大豆アレルギーの方には向きません。

イソフラボンのみ抽出したサプリなどであっても、アレルギー反応がでる可能性があるためです。

大豆以外の食物アレルギーを抱えている方も念のため、利用する食品やサプリなどに、該当する食材が含まれていないかを確認しましょう。

そして大豆イソフラボンもまた、幼いお子さんや妊娠中・授乳中の方には向きません。

口にするのがNGというわけではなく、普段の生活にプラスしてサプリや薬などで大豆イソフラボンを得ることは推奨されていないという程度。

身体の器官が未発達な部分も多いお子さんや、過敏になりがちな妊娠前後は、普段の生活以上の摂取をすると過剰になる可能性もあります。

明確にこうなるという研究はないのですが、一方で完全に問題なしとも言えないのが現状です。

お子さんは成長すれば、妊娠中はもちろん出産・卒乳すれば健康食品として大豆イソフラボンを追加できるようになるので、それまでは普段の生活の範囲に留めておきましょう。

森 水絵森 水絵

個人的には、納豆、豆乳、豆腐を食べていると十分なのかなとは思います。
だから大豆製品は苦手で食べれない人は、卒乳後にサプリを考えると良いですね。

更年期対策には、どちらが効果?

先ほどもちょっと触れましたが、女性ホルモンに近い効果を持っている大豆イソフラボンは更年期対策としてもおすすめです。

大豆イソフラボンを得ることで女性ホルモンを補う形になって、更年期の悩みを抑えたり軽くすることが可能。

身体面では暑さに関係ない火照りや、肩こり・首こり。

コレステロール対策にもなりますから、女性ホルモンの減少でお腹がぽっこり出てしまった方が、女性らしい体型に戻すサポートも期待できます。

また自律神経のケアも可能ですから、精神的な悩み、イライラや不安なども対処しやすくなります。

ダイエットには、どちらが効果?

対してダイエットであれば、葛の花イソフラボンの方がおすすめです。

体内の脂肪燃焼及び、新たに脂肪となりうる糖や脂の吸収を抑えてくれるので、普段の生活を続けるだけでも効果は期待できます。

ただ上でも触れたように、しっかり体重を減らしたいのであれば、運動や食事制限などの併用は必要です。

普段の生活に葛の花イソフラボンを取り入れるだけの場合、現在の体重キープか、より時間をかけて減量していくことになるでしょう。

葛の花イソフラボンでダイエット自体は可能ですが、日頃の食事や運動もして意識してダイエットする事で効果が増えます。

美肌などエイジングケアに良いのはどちら?

どちら?

エイジングケアは、大豆イソフラボンの方がおすすめです。

女性ホルモンであるエストロゲンは、肌をきれいにすることも働きの1つ。

もちろん普段のスキンケアも必須ですが、内側から女性ホルモンを増やして上げることで、女性らしいきめ細やかな肌を作りやすくなります。

肌の荒れは紫外線などの外的な要因、加齢、間違ったスキンケアなど色々な原因がありますが、女性ホルモンの減少もその1つ。

女性ホルモンが減少してしまうと、シワが作られやすくなる、ハリを保ちにくいなどのデメリットが生じます。

大豆イソフラボンで女性ホルモンが増えた状態に近づけ、シワのできにくい、ハリが維持しやすい状況を取り戻すことで、ヒアルロン酸などの美容成分も肌になじみやすく、効果を感じられるようにしましょう。

そして大豆イソフラボンの美肌効果は、当然ですが顔だけでなくボディにも影響。

手足のシミやシワから、柔らかい肌質も取り戻す手伝いをしてくれます。

葛の花イソフラボンのダイエットとは少し違いますが、胸とお尻が大きく柔らかい、女性特有の体型に近づけるにも役立つ成分です。

普通~ぽっちゃり体型であっても、お腹がデンと出ている体型より、ある程度くびれ、胸とお尻が出ている体型を好むならおすすめします。

葛の花と大豆イソフラボンは併用するとまずい?

併用できる?

葛の花イソフラボンでただ痩せるのではなく、大豆イソフラボンで女性らしいスタイルをキープしたままダイエットしたい、という方もいると思います。

特に更年期など、女性ホルモンが減少しやすい時期は、痩せた場合に胸もお尻も小さくなる話が少なくありません。

現状、葛の花と大豆、それぞれのイソフラボンの併用は特に禁止されていません。

それぞれイソフラボンと名前が付いてはいますが、アグリコン型とテクトリゲニン類で別の物質ですから、併用しても過剰摂取になったり、互いに悪影響を与えるということもないのでしょう。

ただ個々に利用目的が異なるので、毎日の摂取タイミングまで一緒にするよりも、それぞれに適したタイミングで利用するのがベストです。

葛の花なら脂肪の燃焼を期待して食事や運動の前後。

大豆なら女性ホルモンへの働きから就寝前などがおすすめ。

同時期に利用するのは構いませんが、摂取タイミングはそれぞれに適した場面が良いでしょう。

葛の花と大豆イソフラボンの効果の違い比較!選び方まとめ

まとめ

葛の花と大豆にはいずれもイソフラボンという成分が含まれていますが、その特徴は違っています。

まず葛の花は主に痩身に適した効果で、ダイエット中の方や、これからしようと思っている方に向いています。

ただし脂肪燃焼はあくまでサポートなので、ダイエット効率を高めるぐらいに考え、運動や食事も注意しましょう。

森 水絵森 水絵

葛の花入りの青汁スムージーで置き換えダイエットが人気ですね
葛の花由来イソフラボン入り青汁スムージーで置き換えダイエットの方法は?

一方大豆イソフラボンは、女性ホルモンに近い効果があることから、そのまま女性ホルモンの代わりとして役立っています。

生理周期や更年期の悩みから、女性らしい肌や体型を求める人に大豆イソフラボンはおすすめです。

しかし大豆イソフラボンは摂取しすぎると、かえって女性ホルモンのバランスを乱してしまうので注意しましょう。

得られる効果やデメリットなどを理解し、自分に適したイソフラボンで、快適ライフを楽しみましょう。