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テスト解析

テスト作業のモチベーション

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テスト作業のモチベーション

テスト 作業は、単純な作業の繰返しとみなされており、また成果を感じることができないという印象から、イヤがられる傾向にあります。
不具合がたくさん見つかれば、いつまで修正と再テストをしなければならないのだろう、と憂鬱な気持ちになり、不具合がそれほど見つからないと、テスト数が不足しているのではという懸念から、あとどれくらいテストをすればいいのだろう、と不安と心配に悩まされます。

しかし、次のような視点で行なえば、気持ちよくテスト作業を進めることができるはずです。

設計内容確認

「テスト=バグを見つけること」という意識でいるのではないでしょうか。そのため、バグが見つからないと、テストをした意味(価値)がない、と決めつけてしまっているのではないでしょうか。

テストというのは検証をする作業です。
何を検証するのかというと、設計した内容が確かなものかという確認です。
コンピュータシステムは、発注したユーザの業務を効率化するために作られるものです。どうすればコンピュータを使うことで、人が行なうよりも「早く、また大量のデータであっても、正確に」処理が終わることを求めています。
そのために、一つひとつのプログラムで、何をどのように処理すればいいのかを十分に考えたうえで、システムを設計し、それをプログラムとして現実化したものが、コンピュータシステムです。

テスト作業は、製作されたプログラムが設計通りであることを確認し、ユーザの業務が効率化することを検証することが目的です。
ユーザの業務を想定したテスト項目を用意し、その通りにプログラムが動作することを確認するのがテストです。テストでは、「これもうまくいった」「これも問題なし」として、OKという結果がどんどん積みあがっていくことを、喜びとしましょう。そして、すべてOKとなったら、もうそれ以上、やるべきことはありません。

テストの効率化

テスト設計

テストは、一つひとつのプログラムを事前に用意したテスト手順書に基づいて、粛々とこなしていくものです。確かに単純な繰り返し作業ですが、工夫をすることで省力化を図ることができます。
テスト作業には、似たような操作がたくさんありますが、まるっきり同じ操作で同じ結果になるということはありません。細かな条件設定の違いに基づいた結果が得られることを確認することがテストです。
しかし、テスト項目の選定やテスト手順の作成では、似たような動作の確認では、以前用意したテスト項目やテスト手順を基に、細かな条件設定の差異だけを変更すればよいということになります。そこで、工夫すべき点としては、次の2つが考えられます。
似たような動作をいかにして早く見つけ出せるか
条件設定を変更するだけで作成終了となるようなフォーマットにしておく

テスト実行

繰り返し作業を省力化する工夫は、テスト設計だけではなく、テスト実行でも必要です。
プログラムの操作と結果確認を自動で行なう、テスト自動化ツールが存在します。こちらでも、細かな条件設定での検証をするため、入力内容に違いがあり、それに応じて出力結果には差異が生じます。テスト実行での一連の動きをテストシナリオ、あるいはテストスクリプトと呼んでいますが、最初に作成したベースとなるテストシナリオを基に、差異部分のみを変更して量産する
ことで省力化を図れます。
似たようなテストシナリオをいかにして早く見つけ出せるか
条件設定を変更するだけで作成終了となるようなフォーマットにしておく

テスト作業を効率化し自動化を図ることで、淡々と繰り返す部分を排除していき、テスト結果の分析に多くの時間を割り当てられるようにしてください。


もし、不具合が多発してしまうと、品質を強化する対策を求められることとなりますので、そのための時間を確保しなければなりません。
不測の事態にも対応できるよう、効率的なテスト作業を心掛け、時間に余裕が持てるようにしておきましょう。

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