本日さくらの通ってる幼稚園で卒園式が行われました。

 
うちの園は在園児とそのお母さんも全員参加。
 
旦那も行くつもりだったんだけどどうやらお義母さんにかえでの事お願いしてなかったらしく出かけるって言ったから子守りでお留守番。
 
まず私やらかしたんだけどさ
 
 
園児の登園時間間違えて遅刻したさ。
 
 
9時45分までに着席するようにって書いてあったのをその時間までに行けばいいって思ってて
 
実際は30分までに登園しなきゃいけなくて10分程度遅刻。
 
 
ちょっとさくらに申し訳ないことした(*ノω・*)テヘ♡←可愛こぶって誤魔化すな
 
 
まぁ無事に式が始まりまして。
 
先生に名前を呼ばれ、ステージに立ち園児本人が名前と将来の夢を語って園長から証書をもらい、PTA会長から記念品を受け取り、花道を歩き待ってるお母さんにそれらを渡しながら感謝の気持ちを述べるって順序。
 
 
卒園児のお母さんだったら泣くよね。いや。泣いてた。
 
 
関係ない私も泣きそうだもの←
 

ここまでは想像できる普通の光景。
 
 
でもここからがちょっと想定外で、いちばん感動した場面があるので聞いてください( ゚д゚)クワッ
 
 
 
今年の卒園児の中に、発達障害を持った男の子がいるんです。
 
 
その子は親許を離れ施設で生活しいる措置児童で、その子の為と言っても過言じゃない介助員がずっとついてるし
 
(うちに担任の他に介助の先生3人いる)
 
私はその子が会話らしい会話をしている声を聞いたことありませんし、席にじっと座ってるのも見たことのない子です。
 

みんなと同じようにとはならないことは想定できるでしょうか。
 

名前を呼ばれ、ステージに上げられて園長先生に抱え込まれて皆に顔を見せてくれました。
 
 
そこで園の席から「僕は……」と声が聞こえて一瞬「ん?」とハテナが浮かびました。
 

先生がそこでちょっと待ってね。と言ったあと合図をしたら。
 
 
なんと園児全員でその子の代わりに
 
「僕は将来何になろうかな?」
 
と、声を揃え発表してくれたんです。
 
そのあとは介助員に背中押されながらみんなが歩いた花道を歩きその子の担当支援員さんのもとへ。


席に座る事は出来なかったけど頑張ってくれてました。
 

ちなみに将来の夢はもらった冊子の最初に園児の名前や在園日数と一緒にそれぞれ載ってたので子供たちはそれを発表してたんです(違う子もいたけど笑)

 
なので園児が男の子の将来の夢の発表はその情報からで
 
式の練習の時から先生はきっと発表できないから代わりに皆で来てくれてたお父さんお母さんに発表してくれる?って流れになったのが想像できます。
 
(誰かから何かを聞いたわけじゃないから完璧想像)

これ、すごくない??
 

多分将来の夢をその子は答える事が出来なかったと思うんですよ。
 
考えられなかったのか、何か思い描いてはいたけど言えなかったのかは分からないし
 
分からないからこそ適当に繕わないで「何になろうかな?」の選択肢を発表するって事もすごくないですか?(2回目)
 

言えないから発表しない。ではなく、皆の力を借りてでもこうしてなるべく皆と同じようにしようってする意識も良くないですか?
 

自分の子供目線でも話をさせてもらえば
 

それを当たり前のように受け入れる環境と、出来ない子への接し方。フォローの仕方を導いて、まだ差別を明確に意識しないこの幼児期に教えてくれた事は正直良い事だなと思います。
 

卒園式って卒園児はそうなんですけど、それ以上に保護者のためにやってるんだなって改めて気が付きました。


 
これが誰の為だと言われたら本人とその保護者の為だよなって。
 


少人数の園で行事も月に1~2回あるし、だから自然と先生、お母さん同士の距離や子供の距離も近くてなんとなく皆で見守って子育てしてる感あるし
 
山の方にあるので街外れで、遠いし、園バスとかもないので送迎も必要で大変なんですけどその分四季に触れ自然に触れのびのびとした環境で過ごすことが出来て……
 
さくらもここで卒園させてあげたかったなぁって想いが沸いてきました。
 

なんで閉園しちゃうんだろ。

 
なんでせめてあと一年閉園を延期してくれなかったんだろうって気持ちが強い。
 

同学年の子は卒園出来なくてももう一年通う子ばかりで、本当は一人転園なんてさせたくなかったし本当に良い幼稚園だったから私も正直寂しい。
 
それでも卒園出来ないのであれば最後の1年で環境を変えてしまうより、閉園待たずに2年、2年で転園させようと
 
さくらの事を考えて夫婦で決めた事だから後悔してないし、させないようにしますが……。

 
ここで卒園式したかったなぁって気持ちは拭えなかった。
 
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