[Reborn]
蔵庫にPIZZAトーストがあった。
トースト1枚を半分にしたものだが
私の小腹を満たす為には2枚は必要。
しかし、カロリー過多の為、
一枚だけをレンジに入れ
トースト用ボタンを押した。

“そうや、あれをつけよ”

私は冷蔵庫からタバスコを取り出し
トーストの焼き上がるのを待った。
何気なくタバスコの上部を見ると
ラベルには MADE IN USA 
明記されていて
昔、友から聞いた話を
ふと思い出した。


“タバスコはメキシコから
アントニオ猪木が輸入したんや”

なら、何故アメリカ製?
そんな薄い話の確証を取ろうと
ウィキペディアで調べてみた。
なんと、
メキシコタバスコ州原産
キダチトウガラシの品種を使った
辛味調味料らしい。
アメリカルイジアナ州生産と
いうからMADE IN USAは
もっともな話。
結局、友の話は都市伝説だった。

て、
猪木氏が設立した
アントントレーディング社
1970年代に代理店契約を結んで
日本にその味を定着させた
というから功績は大きい。
タバスコの歴史をさらにたどると
1860年代、アメリカの
ニューオーリンズの銀行家が
岩塩の取れる土地で唐辛子を使い、
生牡蠣につけて食べる為”
開発されたソースが
タバスコの始まりとある。


上の画像は
牡蠣との相性を謳った
ポスターだが、
牡蠣の風味を殺さず
“最高の調味料”と記されている。 
それほど
牡蠣とタバスコの相性は良くて
使用する頻度は多い。

ブルの頃
私は立食パーティーに呼ばれ、
旨い牡蠣をたらふく食べたその後
上から下から悶絶の苦しみを
1日中味わった事がある。
あの食あたりは、決して忘れない。

一句!
牡蠣食えば腹が鳴るなり法隆寺。
皆さんもくれぐれも
牡蠣にはご用心を!