ここ数日、ブログを休んでいたくせに、日曜日ともなると書くんですよねえ。だってグルメブログって、ネタが枯渇しないんだもんww
あなたも、久しぶりなんで、ここを押したいでしょう？
私は、ラーメン屋とかは、あまり行かないんですけど、高級中華料理とかは好きなんです。
最近は高級ホテルの中華レストラン離れって流行があって、以前良く通った、蹴上のウェスティン都ホテルなんかは、改装が終わるのを楽しみにしていたのに、改装後は、中華レストランが無くなっていました。好きだったのにぃ〜。
そうしたら、先日、このブログ読者でもある「かまぼこ大家」さんがブログで美味しそうな中華レストランを紹介されてました。なんと「ウェスティン都ホテル京都」の中華レストランに在籍していた方が、独立して開いたお店だそうです！
これで、あの美味しい麻婆豆腐が、又、食べられる。と、京都に来たら真っ先に予約して夜の営業時間に「私房菜 すみよし」を訪問。
先斗町からはタクシーで1100円ほどの、馬町交差点に面した小さめの店です。でも道の反対側は、フォーシーズンズホテルだし、裏手には国立博物館。と立派な立地。
でも、間口は２間で奥行きは４間ほど、例えるとチョットだけ広めのワンルームマンション（27平米）ってところかな（こんな時だけ不動産っぽくww）
入口脇に、４人がけのテーブルが１卓だけで、あとは調理場を囲むカウンター席が7~8席だけです。しかし、厨房内のステンレスはピカピカに磨かれていて、街場の中華料理店とは一線を画す佇まいです。店名の「私房菜」って普通言わないよな？と思っていたら、英訳でプライベートキッチンってあって納得しましたね。
そして、このメニュー！（メニュー表紙には漢字表記で住吉って書いてあるのね）
黒板メニューを見ると、食材、調理法とも、只者ではない店だと物語っています。
まずは、本日のおすすめを無視して、定番メニューから、この店の味を試してみます。
常温の紹興酒のグラスと、温かいジャスミン茶（ポットで六百円くらい）を注文。突き出しに、ムカゴの山椒炒めが、ここは山椒使いが得意なのかと思い、葱山椒炒めのメニューから、ミックスシーフード（魚はかまぼこ大家さんのお墨付きw）の葱山椒炒めを注文。
うん！美味しい。よくある中華料理みたいにトロミのついた餡は使わずに、素材の良さが引き立つ品です。
そして、どこの高級中華でも注文する「北京ダック」ですが、ここのはスゴイ。
温めた大皿に、薄餅が一枚だけ（この方法が一番冷めないし乾かないよね）そして、別皿に、大ぶりのダックの皮。その下には厚めに切った肉の部分も置いてあります。私は肉と一緒に食べるのは嫌いなので、甘味噌を塗った薄餅に、皮だけを白葱と胡瓜と共に巻いて食べましたが、これは美味しいです、絶対に。あとで肉だけを甘味噌を塗って食べてみましたが、安い中華料理店にありがちの臭みが全く残っていません。うん、最上級の北京ダックでしょう。
ここらで「本日のおすすめ」メニューを試してみることに。先ずは、中華料理屋では普通はお目にかからない食材の料理を注文「甘鯛のウロコ揚げチリソースあえ」です。
和食屋さんでも、甘鯛のウロコ揚げがあると必ずと言っていいほど注文するほど好きな料理ですが、中華風に揚げた甘鯛のウロコは素晴らしい仕上がりです。ウロコはパリッパリです。そして、肉厚の白身部分がチリソースとあうんですよね。これは和食料亭の甘鯛料理よりも美味しいのでは？と思いました。
そして、もう一つ好きな食材で「桜エビ」があるんですが、春巻きがあるんで注文。それが予想を裏切る（良い方にね）料理でした。
てっきり、乾燥した桜海老が入っていて、歯ごたえと香りを楽しむ料理だと思っていたんですが、なんと桜海老はペースト状にして、粗みじんにしたエビと混ぜられて春巻きの具になってました。桜海老の香りに車海老（かな？）の旨味がプラスされて、相乗効果で食べたことのないような美味しい春巻きになってました（感激）
最後は、やはり、あの麻婆豆腐にしようと、白ご飯とともに注文したんですが。。。
一口食べたら「あ、違う！」って、あのウェスティンの麻婆豆腐より複雑性が増しています。エビ味噌か、カニ味噌のような魚介内臓系の旨味が加わってます。そして、香りにはクミンかな？だから、麻婆豆腐に海鮮カレーを隠し味で加えたような味（？）もちろん最高に美味しいです。
これで、二人で一万円以下でした。店の狭さなんか気にならないくらい美味しい店でした。
どうしよう。京都から九州に帰る前に、もう一度行けるかな？（相当気に入ったんですww）
いやぁ、かまぼこ大家さん良い店を教えてくださって有難うございます。
ね。グルメブログのネタは尽きないのだよ（京都限定だけどww）
では、いつものをお願いね。
そろそろ晩秋も終わりですね。本格的な冬の前に帰らなくっちゃ。