こんにちは。
あおい堂鍼灸院の今泉です。
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当鍼灸院に来られる方々の中で
タイトルにもあります『薬害脱毛』の著者でいらっしゃる岡嶋先生についての
質問をされる方が時折おられます。
私も以前から少し気に成っていたのですが
実際に本をとって読んだことはありませんでした。
大まかな内容は岡嶋先生のHPなどで把握しておりましたが
これでは不勉強であると反省し拝読した次第です。
なので今回はその感想文です。
(あくまでも私個人の感想・意見です)
結果から言うととても興味深い本でした。
まず着眼点が面白いですね。
普段何気なく使用する薬に
実は毛髪に対する強いネガティブ要素があるという点にハッとさせられます。
特に思い当たる点としては風邪薬です。
当院のホームページの中(円形脱毛症の原因探求)にも記載がありますが、
長引く風邪をひかれた後に円形脱毛症を発症される方がおられます。
風邪をひいている最中は結構な確率で風邪薬を使用されている事と思います。
特に長引けば長引くほどその傾向は強まると思います。
著書の中で「長引く風邪」というキーワードも出てきますが(p169)
円形脱毛症を発症するその原因が『薬害脱毛』で書かれているIGF-1を阻害しての
流れなのであれば私的に合点がいきます。
そして痛み止めの薬、鎮痛薬ですね。
こちらに関しては当院に来られる方々の中では特に女性に関係が深いように思います。
何故かと言えば婦人科系の疾患や不調、強い生理痛などで
鎮痛薬を使用する頻度は男性女性で言えば圧倒的に女性の方が多く感じられます。
これも本を読むと今後使用するのがホント怖くなります。
などなど本の中では様々な薬品の名前と脱毛を引き起こした例が紹介されています。
では、果たしてこれらの薬は本当に脱毛を引き起こすのか!?
私の見聞からいうと、
……、ありえると思います。
ただし、確率はずっと、ずぅ~っと低いと感じています。
本を読むと羅列されている薬を使用した場合、
ほぼ間違いなく脱毛が引き起こされる印象に陥りますが
私の印象では『稀にあり得るかも』程度です。
また本に記載されている薬品全てがそうなるのかどうかは
私には検証できません。
が、薬剤による脱毛と言うのは有ると思います。
これは何故そういうかと言うと、
薬品名はココでは書きませんが
薬を使用したタイミングで脱毛が始まった方が
当院にも来院されていた事が有ったからです。
その方の脱毛が薬品によるものだったかどうか。
それは正直確かめようがありません。
あくまでも時系列的な状況見分のようなものであって確証ではありません。
また本に羅列されている薬品以外の薬品で
私の経験によるところでいうならば、
鎮痛剤ではないが婦人科系のある薬。
規模の小さい当院でも私に知らせてくれた限り3名中3名が
同じ薬の投薬と時期を同じにして脱毛が悪化した経験があります。
それ以外にも安全なイメージの有る漢方薬でも経験があります。
特にアトピーを患っている方に処方されやすい漢方薬なのですが、
飲み始めと同時に脱毛が徐々に悪化していくようなものもあります。
その漢方薬は確率的には2~3割くらいの方が
悪化する雰囲気です(印象であって正確なデータではありません)。
私は鍼灸師なので薬に関しては本来何も申し上げられないのですが、
あくまでも私の見聞上の印象です。
と、まぁ私も怖い事を申し上げました。
そして本の中ではIGF-1を高める治療法も紹介されています。
これに関しては鍼灸師としてスルーします。
最後にこの『薬害脱毛』、とても興味深い本なのですが
私的に残念に思う事も書いておきたいと思います。
円形脱毛症がやはり一括りにされている事です。
蛇行も多発も汎発性も単発も男性型脱毛症(AGA)もすべて一括りです。
私は円形脱毛症の脱毛部の形状・発症部位など様々な事に意味があり、
原因と結果の表れであると考えています。
薬剤とIGF-1との脱毛部位などを絡めた関係、
その辺のメカニズムをどのように捉えられているか興味がありました。
(他の著書にかかれているようでしたらすみません)
でもこの『薬害脱毛』は従来あった脱毛症関連の本としては
とても突っ込んだ内容の画期的に興味深い本だと思います。
こちらも見てみてください!
そしてあおい堂鍼灸院は鍼灸治療専門院です。