「扶養」って何?知っているようで知らない、3つの意味をわかりやすく解説します
こんにちは!
ハチナです(^o^)
主婦友達との会話で、
- 「パートだから、夫の扶養に入ってるよー!」
- 「妊娠を期に仕事を退職したから、夫の扶養に入る手続きをしてもらったよー」
という声をよく耳にしますが、具体的に扶養に入るっててどういう状態なのかご存知でしょうか?
また、パートや専業主婦しか扶養になれないと勘違いしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
…まさに数年前の自分がそうでした(笑)
FP検定の勉強や、育休に入るにあたって調べた中でわかった、「扶養」の3つの意味を、わかりやすくまとめてみました♪
1.社会保険の扶養
上で友達が話していたのは、主にこの社会保険の扶養になります。社会保険の扶養とは、夫の会社の
- 健康保険
- 厚生年金保険
に、夫に紐づく家族として認定されるという意味です。
認定されるためには、妻やその他家族が、それぞれ収入要件をクリアする必要があります。
認定されると、
- 健康保険
個人で国民健康保険(結構高い)に入る必要がなく、夫の健康保険に加入して保険証を発行してもらえます。
- 厚生年金保険
国民年金第3号被保険者となり、個人で保険料を払わなくてよくなります。
よって、夫が正社員の場合、妻の働き方で、社会保険の扶養になれるかどうかが決まります。
専業主婦 | パート | 正社員 |
---|---|---|
○ 扶養一択 |
△ 収入が要件をクリアしていれば扶養 |
✕ 妻自身で社会保険加入済 |
2.税の扶養
夫の税の扶養となることで、夫の所得税や住民税が減額されます。会社員の夫の場合、この税の扶養の申請は年末調整で行われます。
所得税は、会社が毎月の給料から「これくらいかな〜?」という金額を源泉徴収しているため、扶養人数の増減は、確定した時点で会社に伝えるほうがいいと思います。年末に還付があると思ったら、反対に追加徴収となったりしてショックを受ける可能性があるので…苦笑
この扶養となるためにも、妻やその他家族が、それぞれ収入要件をクリアする必要があります。
社会保険の扶養と違うところは、妻が正社員でも、育休中などの収入が少なくなる時期は、夫の税の扶養となれる可能性があるということです。
専業主婦 | パート | 正社員 |
---|---|---|
○ 扶養一択 |
△ 収入が要件をクリアしていれば扶養 |
△ 収入が要件をクリアしていれば扶養 |
3.扶養手当等の会社制度の扶養
これは会社により全く意味が異なります。どういった場合に扶養手当等の対象となるのかは、会社ごとに違うため、会社に確認していただくのが一番の近道です。
我が家は、結婚してから夫が2回転職しました。
いづれの場合も私は正社員で働いていましたが、
- 1社目→小さい会社だからよくわからないけど家族手当として3千円くれた
- 2社目→規定で社会保険の扶養だと2万円、扶養じゃないと1万円が扶養手当としてもらえた
- 今の会社→扶養手当なし(;_;)
という感じで、本当に会社によって様々だな〜と感じています。
最後に
「扶養」と言っても、いろいろな意味合いがあり、その違いをなんとなくお分かりいただけたでしょうか?違いをきちんと理解して、申請漏れ等による損を防ぎ、一歩ずつ貯蓄のレベルをあげていきたいですねヽ(^o^)丿