わずか数日で天に召された仔ヤギたち。命ってなんだ?

寄り添う仔ヤギたち

曇ってると結構寒い石垣島からこんにちは。Minaです。

先日、ユキミが仔ヤギを2匹産んで全部で5匹になったことを書かせてもらいました。

が、とても悲しいことにこの2匹(マルちゃん♂、タマちゃん♀)は9日朝、生まれてからたった二晩で天に召されてしまいました……。

事の顛末をすぐに書く気にはなれず、本日になったわけですが、そんなこんなで今日のブログはものすごくおセンチ(古い)です。
情緒じょぼじょぼ垂れ流しですので、そこんとこ覚悟なさってくださいましー・゚・(ノД`;)・゚・

悲しい気持ちになりたくない人も、今日は読まないことをおすすめします……。

ママヤギのユキミ(1才)、完全に育児放棄

2匹の誕生から一夜明けての翌日、予想していたとはいえ最悪の展開が。

ママであるユキミは、乳を飲もうとする2匹を邪険に追い払い、完全無視の育児放棄。
一方、乳が出にくいながらも母としてトモちゃんを可愛がるソネちゃんが問題で、お乳を狙ってくる2匹に対してものすごく攻撃的になり、角で襲いまくるという……。

シェアハウスの管理人さんがやっているブログ
2匹を攻撃するソネちゃんの映像(youtube)がはってあったので拝借↓

大人のヤギにかえりみられない2匹……。
人間世界でもありますが、もちろん動物の世界にも起こることなんですね。

乳が出にくいソネも、育児放棄のユキミも、去年の春うまれ。
まだ1歳にもなっていない(人間でいうと7歳くらいらいしい)ので、まだ仔ヤギを産むには心も体も準備不足だったんでしょう……。


飼い主のおじさんはもちろん、私、そしてシェアハウスの管理人さんの連携プレーで2匹にミルクを飲ませたり、ソネちゃんをマル&タマに近づけないように繋いだり、ヤギ小屋を別に建てたりいろいろ手は尽くしたのですが……

そして仔ヤギたちは死んでしまった。

寄り添う仔ヤギたち

次の日の午前中、ミルクやりに向かった私の目に飛び込んできたのは、小屋の中で冷たくなった2匹の姿でした……。

石垣に来て、都会よりたくさん動物の生き死にを見るようになり、結構そのへん強くなってたつもりでしたが、動かなくなったマルちゃんタマちゃんを前に、私は立ち尽くしました。

その日は、良く晴れて、風はとても気持ちよく、緑もキラキラ輝いていたのに。
子ヤギが跳ね回るにはとっても素敵な日だったのに。
なのに、目の前には、目を開けたままぴくりとも動かない2匹。

まだ完全には冷たくなっていない2匹をバスタオルに包んで、哺乳瓶のミルクを少し出して、口のところにくっつけました。
昨日は哺乳瓶から必死でミルクを飲みんでくれたのに、もちろんもう吸ってはくれません。

昨日ミルクを飲ませたあと、安心しきって私の膝の上で眠った二匹の温もりを思い出してダダ泣きしましたよ……。

命ってなんだ

話が急に変わるんですけど、いま読んでいる、湊かなえ著の『少女』という小説の中で、親友の遺体を発見したときの様子を、登場人物が語る一節があります。

『目の前で起きていることが理解できないのに、なぜか、彼女がそこにいないってことだけが実感できた。
目の前に姿は見えているのに、いないってわかるの。それが、本当の死なんだよ。
だから(人が死ぬ)映画を見ても泣けない。どんなに上手に演技をしたって、そこにいるんだもん。』

読んでいて、すっごい腑に落ちた。

うちの父が闘病の末に目の前で息を引きとったとき、ああ、もうチチ(と呼んでました)は、この体の中からいなくなっちゃったんだ!と瞬時に感じたように、なにか、見えないけど感じられる魂の波動みたいなものが、消え失せてしまう。
亡くなった直後は眠ってる状態と変わらないのに、それでも「もういない」ってわかるあの感じ。

マルちゃんとタマちゃんも、生きていたときにありありと感じられたチカラが消え去り、精巧なぬいぐるみのようになって、もうそこにはいないんだって実感した。


命ってなんなんだろうなぁ……。

死んだら終わり、魂とかそんなものは無くて、ただの脳の働きっていう人もいるけど、どうしてもそうは思えなくて。
電波とか放射能とか、見えないけど本当にあるみたいに、魂もきっとあると思うのですよ……。

元気に育つ他の3匹たち

小さな2匹の亡骸は、飼い主のおじさんが海の近くに埋めてくれました。
2匹の早逝したパパも眠っている場所です。

そして、マルちゃんたちの死は思い出すだけで悲しいのですが、
幸いなことに、ともちゃんや、花子&太郎は元気に育っています✨

3匹の仔ヤギ2

特に、ママのお乳の出が悪いともちゃんは人間にミルクをもらっているので、人なつっこさが半端ないっす♡

お股の仔ヤギ足元で寝る仔山羊

マルちゃんとタマちゃんの分まで、トモちゃんには元気に育ってもらわないと!


…ただ、ともちゃんはオスなんですよね…3年後くらいには売られていく運命。
買われた先で、種ヤギとして生きられるか、お肉にされるかは飼い主次第。。。

庭付きの家を海辺に建ててともちゃんを庭で飼えるように宝くじでも買うか……と妄想に走る今日のわたしでした。

(/´Д`)/

 

 前よりヤギが可愛く思えるようになってきたら
 最後にボチッとお願い♡
人気ブログランキング