アイドルのオーディションって、面接ではどういった内容になるのでしょうか?「アイドルになりたい!」そんな夢を持つ人は少なくないもの。昨今ではアイドルも多様化してきました。

ですが、王道のアイドルオーディションというものはある程度予測がついています。この記事では、アイドルがオーディションになるための面接(二次審査)の内容について触れたいと思います。

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そもそもアイドルの仕事とは?

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多様化してきたアイドル。ここでは、まずアイドルがどういう仕事なのか、分析してみたいと思います。昨今では、アイドルが多様化していて、どういった芸能生活を送りたいのか、固めておく必要があるでしょう。

やむなく路線をかえることもあるでしょうが、自分が○○になる!と思っておくのは重要です。今後仕事をするにあたって、自分の中でNG(苦手)と思う仕事はあらかじめ先方に伝えておくとスムーズです。

チャレンジする前に苦手なものを線引きしてしまうのはもったいないことなのですが、質疑応答で、何でもやれるとアピールするのか、水着はできれば避けたい(本来なら何でもできるのが理想ですが)など、将来的に精神的に苦痛を負って鬱病にでもなったりすれば大変ですので、自分の中でなりたい自分を描いておくのは重要です。

ですが、現実としては、初めから仕事を選べるほどデビュー時に選択があると思うのは間違いです。自分ができないと思っている仕事でも、やってみれば道が開くこともあります。なるべく広い分野でチャレンジできるように、スタンバイしておくのが理想でしょう。では、一体どんなアイドル形態があるのか見ていきましょう。

その①【アイドル歌手】


アイドルと言えば、アイドル歌手を指すほど、イメージが定着しています。歌手とありますが、昨今ではソフトウェアの力で、歌唱力がカバーできるので、歌唱力はあまり関係ない傾向にあります。

もちろん、歌が上手いに越したことはないのですが、どちらかというと、アイドルというイメージの強さの方が重視されるようです。容姿端麗であること、スタイルの良さが重要になってきます。もちろんトーク力も重視されます。

その②【アイドル声優】


アイドルのように、活躍する声優さんを指します。声優であることが一番になりますので、実力主義の傾向にあります。声優と、アイドルの二足のわらじを履くようなかっこうになります。時にはグラビアに挑戦することもあるようです。

その③【地下アイドル】


主にライブを中心とした、ファンのそばで活躍するアイドルです。劇場のようなところで働いたり、握手会を開いたり、テレビ越しではなく、あくまでもファンに近い存在のアイドルです。

ここで有名になると、アイドル歌手になる場合もあります。ご当地アイドルなども、地下アイドルの一種と考えてよいでしょう。

その④【女優・俳優】


女優・俳優です。アイドル的な演技力を問われます。ラブコメディやドラマなどで活躍します。アイドル歌手を経て、転身する人もいます。思わずキュンとなるような、そんな演技力が求められることが多いです。

その⑤【グラビアアイドル】


主にグラビアで活躍するアイドルです。グラビアですので、プロポーションなど体型の分かりやすい服装で面接を受けると良いでしょう。

初めから露出が高い服を着るのではなく、あくまでもボディラインがわかる“清潔感のある服装”でオーディションに臨むと良いでしょう。

アイドルオーディションの面接の流れと内容

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アイドルになるには、コンテストに出場したりオーディションに応募したり、養成所や事務所所属になるかスカウトされるなど、いろいろな方法がありますが、ここでは二次審査である面接ではどんなことがあるのかフォーカスしたいと思います。

まず、前提として一次審査(書類審査)を突破しなければなりません。二次審査では、自己PR、アイドルとしての志望理由を聞かれたり、ダンスの審査、カメラテストなどが行われます。

全てのオーディションが必ずしも後述する方式をとっているわけではないのですが、大体どこも似たり寄ったりな流れになっているようです。まずは受付を済ませて遅刻はしないようにし、そして【入室の仕方】から入ります。

その①【入室の仕方】


芸能界では、挨拶する機会が多いので、挨拶の第一印象はかなり重要です。入室して10秒から20秒ほどで第一印象が決まってしまうといっても過言ではありません。ノックをして、「失礼します」と元気よく、明るく挨拶をしましょう。

部屋に入ったらお辞儀もします。笑顔も忘れないようにしましょう。どんよりとして緊張したムードでは、ネガティブなイメージを持たれてしまいます。自宅で練習ができますので、家族や友人に協力してもらうなどして、入室の仕方を工夫しましょう。

「本日○○様に面接して頂くことになっている○○と申します。貴重なお時間を頂きまして誠にありがとうございます」と、きちんとした挨拶をしましょう。受付から面接まで時間がある場合は、メイク(※男性もメイクをした方がベターです)を直したり、髪を整えたりすると良いでしょう。

できれば時間に余裕をもって、受付前に身支度を済ませておくぐらいの方が安心かもしれません。姿勢も悪くならないよう、シャキッとします。

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その②【自己紹介と自己PR(特技披露)


自己紹介自己PRを行います。両者は似ている印象がありますが、この二つは全く異なるものです。自己紹介は氏名に年齢などを羅列するだけですが、自己PRではあなたの人となりを披露する機会です。

ちょっと難しいですが、自己PRがうまくいけば採用される可能性はかなり高まります。注意したいのが、特技披露会ではないということです。歌って踊れるなら、その場で披露しても良いでしょう。

しかし、そうではない場合は、普段自分がこだわりを持っているようなことをオチをつけて楽しく話すと良いでしょう。

画用紙やギターなどを持ち込む場合は、事前に持ち込み出来るのか確認しましょう。自己PRを暗記して棒読みするようなことは避けます。その場の空気を読みながら、より詳しい自己PRをすると良いでしょう。

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その③【やりたい仕事と将来】


冒頭でいろいろなアイドルを紹介しましたが、将来どのようなアイドルになりたいのか、面接でハッキリとしておく必要があります。ここでは夢を語って構いません。

目標をきちんとはっきりさせておき、それに向かって現在自分が何をやっているのか、など、足元もきちんと地面につけておく必要があります。夢を描いているだけで、現状何も努力していないようでは話になりません。

「ホットヨガに通っている」「ボイトレをしている」「グローバルに活躍したいので英会話に通っている」など、身近な努力を伝えると良いでしょう。将来どんなキャリアを積みたいのか、整合性のとれた目標と努力をアピールすると好印象に繋がります。

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その④【質疑応答】


質疑応答の場が設けられることも珍しくありません。趣味や特技などの自己PRをより深く聞かれたり、履歴書の内容をもっと詳しく聞かれることもあります。

注意しておくべき点として、履歴書には特技に映画鑑賞と書いてあったはずなのに、好きな映画を訪ねてみたら沈黙してしまった・・・みたいなことになってしまうと、「あれ?この人の言っていることは嘘なのではないか?」と疑問を持たれてしまいます。

履歴書に書いたことは頭に入れておいて、何を聞かれても答えられるようにしておきましょう。また、質疑応答では、応募者から何か質問があるかどうか、逆に尋ねられることもあります。

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その⑤【カメラテスト】


カメラを通して、あなたがどのように映えるのかテストします。スチール撮影などが行われます。有料の場合もありますので、事前に調べておくと安心です。

カメラテストに慣れるためには、鏡を見て、自分の笑顔を研究すると良いでしょう。プリクラや加工画像に慣れている方からすれば「こんなの自分じゃない!」と、勘違いしがちですが、加工なしの画像がどうなるのかをテストされます。

その⑥【退室する時のマナー】


審査と選考が終わったら退室となります。面接が思うようにいかずガッカリしていても、ネガティブな態度を取らないようにしましょう。また、緊張から解かれて気を緩めないようにします。

例えオーディションに不合格であっても、審査員に良い印象を与えることができれば、後日電話などで「別の仕事をしないか?」オファーが来ることも珍しくありません。

また、再チャレンジした際にも合格率が上がります。審査員には、きちんとお礼を言ってから退室しましょう。ポイントは最後まで明るくハキハキと受け答えすることです。

必ず聞かれる!オーディションを受ける理由

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面接で聞かれる質疑応答の中で、必ずと言っていいほど聞かれるのが対象となるオーディションを受ける理由です。オーディションにもいろいろな種類がありますから、なぜこのオーディションを受けようと思ったのか、審査員は興味津々です。

ここで、あなたの熱意や、アイドルになったとして、どのぐらいプライドをもって仕事をしてくれるのか判断されます。前向きな理由付けが必要です。

「知人の勧め」「家族の勧め」といった第三者の関係ない理由を持ち込まないようにしましょう。「数ある養成所の中でどうしてここを選んだのか」などを問われることが多いようです。

「憧れている先輩が所属している」など、要点をまとめて、念入りに調べたことをハキハキと答えると良いでしょう。本番さながらのイメージを掴むために、一人で納得いくまで練習しましょう。

そのほかに聞かれやすいこと【一次書類の中身】


一次審査の際に書いたことは、面接でも聞かれやすいです。ですので、一次審査では嘘は書かないようにしなければ、後にぼろが出てしまうので注意しましょう。上記と少し重なりますが、特技などが書かれていた場合も、それについて審査員から聞かれたりします。

また、より具体的な事を聞かれる場合もあります。例えば「珈琲はこだわりをもって飲んでいる」と書いていた場合、いつ、どのような時に、どんな方法で飲んでいるのか、豆にこだわりはあるのかなど、細かいことを話す羽目になることもあります。ですので、一次審査の書類には、いわゆる“にわか特技”は書かない方が無難です。

具体的な数字やエピソードがあると、審査員により分かりやすく伝わります。例えば「○○グラムの豆を自分で焙煎して、小分けにして飲んでいます。生豆から焙煎するので、焙煎前には豆の選別を行っています」などと具体的に話すと良いでしょう。

その場で披露できなくても、「3歳からピアノを始めて、中学まで続けました。ですから、音感があります」などと繋げても良いでしょう。他にも、学校の部活で力を入れていたことや、日々のお手伝いで何か特筆するようなことがあれば、盛り込んでもいいでしょうし、毎日犬の散歩に出かけているといった日常でも、あなたの人となりが伝わるものです。

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尊敬している人や、好きな言葉なども聞かれやすい

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この質問は、あなたが将来どんな人になりたいのか、という視点から聞かれる傾向にあります。尊敬している人が芸能人でなくても構いません。例えばエジソンのように、コツコツと努力したいと伝えるのも良い方法です。

「天才は99%の努力と1%の閃き」というエジソンの言葉なども添えると良いでしょう。このように伝えれば、芸能界入りしても、天狗にならずに努力してくれる人間だと思ってくれるかもしれません。

もちろん、憧れている芸能人を例に出してもいいでしょう。「○○さんに憧れて、芸能人を目指したいと思いました。何故なら○○での仕事が素敵だと思ったからです」と、理由もきちんとつけましょう。

「○○さんはクールな印象があり、自分もそうなりたいと思っています」と続けても構いません。世界的に有名な人を挙げてもいいでしょう。

未成年は特に注意!家族の了承は得ているか!?


未成年の場合、家族の了承がないことには話が先に進みません。未成年は働くにあたって親の承諾書が必要になります。成人していても、周囲が反対していないかは、聞かれやすいです。

また、学校が許しているかどうかも肝になってきます。平日仕事に出かけられるのか、移動距離はどのくらいなのかなど、働くにあたって必要なことが聞かれます。

事務所は、こういったことで面倒を起こすのにうんざりしています。ですから、仕事がスムーズにできる人材なのかどうかは、わりと聞かれやすいです。

今回のまとめ

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アイドルと言っても、昨今ではいろいろなアイドルが誕生しています。質疑応答や自己PRでは、なりたい自分や、憧れている人などを具体的に話すと良いでしょう。将来の方向性を見られます。

また、普段何を努力しているのか、地に足がついているかどうかも見られます。憧れているだけで、実際普段何もしていないようでは、この人は努力しない人かな?と思われてしまいます。

また、一度や二度の落選で落ち込んではいけません。メンタルが持たなくなってしまいます。オーディションは沢山受けて、その中のどれかが受かる、ぐらいのスタンスが丁度良いかもしれません。

コンテストでは順位が出ることもあります。順位が出ると、自分に何が足りなかったのか反省することができます。次に繋がるように、面接ではハキハキと明るく話すようにしましょう。落選しても、別のオファーが来ることがあります。諦めずに挑戦し続けることが、あなたの夢に近付くための最大の近道になるのです。

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