最近友人Kから電話が良くかかってくる
Kはわたしの少ない友人の中で一番の友達だ
環境は違うけど損得なしで付き合え
(彼女は頭が良くてそれでいて愛情深く料理上手
ご主人は有名企業を渡り歩いている優秀な人で
お子さんも大手企業に勤めている)
何でも心の内をぶっちゃけられる貴重な友なのだ
関東のC県からここ広島に引っ越してもう10年以上経つのだが
その間ずっと電話で友情を保ってきた
たぶん死ぬまで彼女とは友達でいると思う
わたしが小学生の時
Kとまったく同じ名前のKちゃんという子が同じクラスにいた
父の仕事の都合でその時は中部地方のS県の小さな田舎の街に住んでいた
彼女の父親も私の父と同じ職場に勤めていた
Kちゃんは長い手足のスラリとした美少女だった
同じクラスなのでよく遊んだが
なぜだか彼女の家に入れてもらったことが一度もなかった
というか拒否られていた
その当時は今のようなドアの付いた家はほとんどなくて
ガラガラと開けて入る硝子の引き戸がたいてい玄関に付いていた
だれでも窓からでも中にいる人に声掛けがで来るほどオープンな家がほとんどで
私も気軽に友達の家にあがりこんでは遊んでいた
理由はいまだにわからないのだが
彼女は頑として家の中に招き入れてはくれなかった
父親が同じ職場で娘が同年代のしかも同じクラスだいう私と彼女
親同士でいろんな情報が共有されていたのだと思う
彼女はもしかして私のことライバル視していたのかもしれない
そしてその母も・・・・・
ある時
彼女がテストで100点を取るとご褒美に100円がもらえるのだと
別の友達に言ってたのを聞いた
これはいい話を聞いた
そんな美味しい話がこの世にあるのかと
学校から帰ってすぐにその話を母にして
私も100円が欲しいと言った
でも母は笑ってその話に乗ってはくれなかった
なぜなら私が持ち帰るテストは半分以上が100点だったから
Kちゃん私のことが嫌いだったのかな??
私が彼女よりいつもテストでいい点を取ったから?
お母さんに何か吹き込まれてたのかな?
いまどこでどんなおばさんになっているんだろ・・・・
たぶん一生会うことはないKちゃんの話でした
してみてね^^