■Kazuya Yoshii 15th Anniversary Tour 2018 -Let's Go Oh! Honey-
■2018年6月30日(土) / 18:00 open 19:00 start / 日本特殊陶業市民会館(名古屋)
そんなわけで、ぬか喜びはしたくないから会場に着いてから自席を確認。
そしたら…
コ…コ…!!ジュリアン(Gt)の目の前…!!
席に向かって歩いているのに、下半身に力が入らない。
その上、無意識で「はあぁぁ…っ!!」「はあぁぁ…っ!!」ってなっていたらしく、
ようやく席に着いたら、先に座っていたお隣さん方&後ろの2人組さんが
「私たちもやっと今落ち着いたところです(笑)」と声を掛けてくださったり。
いつもなら「まだ定刻じゃないよー」なのに、どんどん時間が過ぎてしまい
気が気じゃなかった(笑)
客電が落ちて、暗転の中ナポリタンズと吉井さん登場。
暗いのに誰が誰だかわかる距離だし、近すぎて一度に納まらない…!!
吉井さんを見ても、全身が納まらない…!!あと、手!!あの手!!
大きいのがよくわかる!!「ちゃんと聴けるのか…?」な距離だったけれど、
真正面じゃなかったからちゃんと聴くことができて一安心。
【シュレッダー】からスタート。近さも相まって、色んなことが蘇る。
あくまでも私フィルターの主観の話。決してディスっているわけではございません。
Mステの姿に声も中身も相当ボロボロだな~と感じ、魅力を感じず、次は出さないかも
と思いました。【シュレッダー】にもそれが反映されているようで、だからアウトロはなく、
こたえを待たずに(というか、必要としていない)主人公が自己完結しているように
思えて(吉井さん曲の主人公はご本人が多いと私は捉えています)。
けれど、ライブバージョンにはアウトロがある。ライブ回数と【シュレッダー】の中に
流れている時間がリンクしていて、アウトロは時間が経ってから見つけたようなこたえ。
だから、【シュレッダー】≒アウトロなんだよなー。
…なーんてことを思いながら聴いていたら、そりゃ泣くよね(笑)
最初聴いた時は本当に魅力を感じなかったけれど、今は大好きな曲。
会員制と違ったのは【ヘヴンリー】。これまた大好きな曲。
激しくもないし抑揚もそこまでないのにゾクゾクするし、色気が半端ない。
ちょっと驚いたのが【HATE】。
会員制だけかと思いきや本編にもあるってことは、今回はこういう流れなので、
だから【LOVE & PEACE】に繋がるんだな、と。
(そもそも、今回のツアータイトルはどこから来たんだろう?)
【LOVE & PEACE】は言わずもがな。
強い表現なら勢いで誤魔化すこともできるけれど、やさしい表現で伝えることは
とても難しい。【LOVE & PEACE】は詩も音もとてもやさしいのにグサーと刺さるし、
余韻で問われているようにも感じる。
飛ばしちゃったけれど、【クランベリー】のグリッサンドと【点描のしくみ】の
タンバリンさばきはたまらんねー♪それを目の前で拝めたなんて…!!
【ONE DAY】のイントロ(D)をジャーンと鳴らしたまま、逆光でシルエットの
メンバーがこぶしを突き上げる。その姿に身体だけじゃなく、心も魂も震えるよね。
いつかの企画で横綱曲に選んだけれど、今も変わらず横綱曲。
ほぼMCは無かったけれど、本編ラストに入る前に「吉井和哉の曲の中で
一番の別れの曲を…」みたいな曲紹介をちょこっとしてから【BELIEVE】。
これも好きなんだよなー。春の曲なのに1ツアーで2回も聴けて嬉しかった。
別れを嘆いてはいるけれど ♪I BELIEVE IN ME♪ だからド絶望とも違うんだよな。
どうしようもなさを認めていて、その上で前を見ている(まだ進んではいない)感じ。
と、あっという間に本編終了。
我に返ると「はあぁぁ…っ!!」「はあぁぁ…っ!!」の波が襲ってくるから面倒くさい(笑)
アンコールも【トブヨウニ】まで、ほぼMCなし。
あ、【ビルマニア】で皆にマイクを向けた後にマイクが落下。
後々のMCで、その時にスタンドで(確か)アゴを打っていたことを告白。
確か【トブヨウニ】の後にメンバー紹介があって、その時にとんでもないことが…!!
吉井さんがステージ中央の定位置から目の前へ…!!
これまた無意識でお隣さんと「はあぁぁ…っ!!」「はあぁぁ…っ!!」って
なっていたら、鶴ちゃん(Key)を紹介し終わった後にくるっと振り向き、こちらを
見ながら無言でうなずき微笑む生き神さま。何が起こったのか理解できず、
しばらくしてからとんでもないことが起きていたと、お隣さんと気付く…!!
上から微笑む生き神さまの姿、忘れたくない…!!
そんなわけで、淳悟さん(Ba)の紹介の記憶がまったくございません…。
メンバー紹介が終わって、MCの後に【Island】。
で、ピンクにもあったように間違えたけれど、私はライブにハプニングは付き物だと
思っていても、ご本人は相当ショックだったようで、しばらくの間上を向いたまま
顔を両手を覆っていて、「この曲を引っ下げてのツアーだったのに間違えるなんて…」と
メンバー、スタッフ、お客さんにそこまで謝らなくても…ってくらい謝っていて。
でもその様子から作品を本当に大切にしている姿が伺えて、その作品を
届けてくれることの有り難さをひしひしと感じて。「頭ではわかっているのに
言葉で出てこない」「老いとの戦い」みたいなことも話していたかな。
【Island】がアンコールラストだったけれど、このままで終われないと、「もう1曲
やらせてください」と【HEARTS】をやってくれて、嬉しいし有り難いしなんだけど、
「本当に最後だから悔いのないようにね!」って言った後のイントロの入りがバラっ。
さすがにそこは「ヲイ!」と思った(笑)
そういや、全編吉井さんしか見ていない…。悔いのないように、とにかく全体を
目に焼き付けようとメンバー1人1人を見ていたら、普段は死角になることが
多い鶴ちゃんがバッチリ見えることを今更ながら発見。で!で!左手の使い方が
すごいの!「こうやって弾いていたんだ!」って一瞬の食いのタッチが美しいやら
上手すぎるやら!欲を言うなら、もっともっと見ていたかった。
楽しい時間はあっという間に終了。
初めての最前列ってだけじゃなく、生き神さまに微笑んでいただけたり、
お隣さん方にも恵まれたり、本当に忘れたくないライブでした。
次のソロライブは当分無いと思われるけど、早く観たいなー。聴きたいなー。
お隣さん方、後ろのお二人、ご一緒できて本当に楽しかったです。
ありがとうございました☆