この間撮影したHGUC Sザクを今回はライティングに気を使ってレタッチ仕上げしてみた。逆に言うとその他の合成は適当。
元写真はこれ。ライティングは右からメインが、左上からサブがあるので、レタッチ時もそれを意識する。撮影デジカメは今回からデジカメでなく、OLYMPUS TG5。
MSの基本レタッチ。地道にパスで抜いた後、埃や汚れが多数あるのでうまいこと消す。黒いスタンドで隠れてしまった部分はうまいことそれっぽく加筆。あとはパーティングラインがうっすら見えている部分をごまかす。最後にレベル補正して完成。(キャプチャ画像はMS部分を半透明にしてわかりやすくしてます。)
右下の空きエリアのスペースを埋めるため、3DモデラーのZBrushで適当に岩をコネコネする。どうせぼかすつもりなのでかなりラフ。最終的に8000ポリゴン+カラーテクスチャ+Normalテクスチャで書き出しとする。
今回はいまいちマイナーなPhotoshopの3D機能を使ってこの岩モデルを配置してみる。雑にパースを合わせて岩を配置したら、ライトを1つ増やして撮影時に模型に対してらいテイィングした状況を再現する。宇宙なので影が強めにでるように調整してこのパーツは完成。
とりあえずそれぞれを配置するとこんな感じに。まだ切りはり感がある。
なお、背景画像はこちらの素材をお借りした。とても美しいのである。
PAKUTASO 美しい天の川
岩部分に移動ブラーとボケを追加、背景のトーン調整、MSの影を強く(宇宙なので)、若干彩度をさげる(普段はもっと下げる)、ついでにモノアイを光らせる、などを行なった状態。なじんだ感ある。これであとレベル調整して終わりでもいいのだが、もうちょっと空気感や場の雰囲気を出していく。
補色ぽい緑ぎみの水色の光を乗せて空間を豊かに演出してみる。左上から右下に向かう水色~黒ののグラデーションを合成モード”お覆い焼きカラー”で、右から左に向かう水色~黒ののグラデーションを合成モード”お覆い焼き(リニア)加算”、で乗せる。後者の方が背景まで色が乗るので光が染み出してる感じになる。MSも光も色彩強い感じなのでみる環境によっては(美麗モニタのスマホとか)どぎつくなりそうだが、インスタなどみてても、くどい光感あったほうがおしゃれなのでこのままとする。
あとはいつものビネット効果と背景に若干のノイズを与えてフィニッシュとした。
メインpsdのレイヤー構成はこんな感じに。
キットはこれ。(Amazonリンクです。)
初代HGUCで結構古いのでディテール少ないけど、キットのできはいい。お買い得だったな。
以上。